2022年10月24日(月)から始まる、長澤まさみさんが主演を務めるフジテレビ月10ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』。
「スキャンダルで落ち目となったアナウンサーと若手ディレクターたちが冤罪疑惑のある連続殺人事件の真相を追う中で、一度は失った”自分の価値”を取り戻していく姿を描く社会派エンターテイメント!」
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長澤まさみさんの4年半ぶりの主演ドラマ、楽しみだね♪
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「エルピス-希望、あるいは災い-」作品概要・放送日はいつから?
『エルピス-希望、あるいは災い-』
放送局:カンテレ・フジテレビ系全国ネット
2022年10月24日
毎週月曜日
22:00〜22:54放送
初回15分拡大(22:00 – 23:09)
脚本 | 渡辺あや |
監督 | 大根仁 |
音楽 | 大友良英 |
関連サイト | 公式HP> 公式Twitter> 公式インスタグラム> 公式TikTok> wikipedia> |
「エルピス」とは?
古代ギリシャ神話で、
中からさまざまな災厄が飛び出したと伝えられる「パンドラの箱(壺)に唯一残れていたものとされ、良きことの予測として【希望】、
悪しきことや災いの予測として【予兆・予見】とも訳される言葉。
このドラマでは真相に迫っていく過程で登場人物たちはさまざまな「希望」を見出すが、自信やその周囲、所属する組織に対し、痛みや破綻といった「災い」も降りかかる。
はたして、彼らがパンドラの箱を開けたことでもたらされる混沌の先に残されているのは、
希望か、それとも災いかー。
https://www.ktv.jp/elpis/intro/
「エルピス-希望、あるいは災い-」の出演者・キャスト
「エルピス」の出演者・キャスト
- 浅川恵那:長澤まさみ
- 岸本拓朗:眞栄田郷敦
- 大山さくら:三浦透子
- 滝川雄大:三浦貴大
- 名越公平:近藤公園
- 笹岡まゆみ:池津祥子
- 海老田天丼:梶原 善
- 松本良夫:片岡正二郎
- 大門雄二:山路和弘
- 村井喬一:岡部たかし
- 木村 卓:六角精児
- 岸本陸子:筒井真理子
- 斎藤正一:鈴木亮平
『エルピス-希望、あるいは災い-』の感想
第1話:10月24日放送の感想・一部ネタバレあり
長澤まさみさんの役が精神的な問題を抱えているような役というのはとても珍しいですね。過去のスキャンダルや冤罪を追っていた精神的ショックにプロデューサーのパワハラのせいですね。顔色も本当に悪くとてもつらそうでした。岸本が冤罪事件を追うことになったのはチェリーの脅迫からでしたが、犯人で捕まった松本の家にいた少女がチェリーだとは想像できました。少女じゃないと訳あって身を寄せていたなんて言えないすからね。冤罪とすれば無罪の人を死刑にする事で犯人は野放しなのに、冤罪事件と言われている事件を調査しようともしない報道の人たちの考え方に驚きました。面倒くさい問題にさせたくないからでしょう。官邸キャップの斉藤は浅川と一緒に事件を追っていくほうだと思ってましたがどうなんでしょうか。浅川が事件を追う事で過去と向き合い精神的な問題も解決するといいのですが。
主人公の浅川のキャラクターに注目して見ていました。特にゴールデンのニュース番組から、深夜番組のMCを担当していると言う状況になってモチベーションが出てきていないのが気になりました。そんな中でディレクターの岸本から、冤罪事件の真相を調べて欲しいと協力されていた場面が印象的でした。そして浅川と岸本は、事件当時の事を知っている斎藤に話を聞いていたやり取りは、浅川と斎藤の関係性や距離感が気になりました。そして徐々にやる気になっている浅川は、少しずつかつての姿に戻ってきているのかなと感じました。これからの展開に期待して見ていこうと思いました。
岸本くんの1時間の中でのキャラの振り幅が本当に凄かったです。最初は自分は金持ちのボンボンだからって、僕はエリートだってうぬぼれている自信過剰な顔とか、仕事でミスっても、謝りはしても特に反省もしてなさそうだったのに、自分の左遷のピンチになったら、めっちゃ切実に浅川さんにお願いしているギャップが面白かったです。浅川さんは一貫して、岸本くんの目力って言っていたけれども、強制的にえん罪事件を調べさせられている割には、浅川さんを説得するときの、人が興味を引きそうな話術が素晴らしかった。
初回からいろんな伏線がちりばめられているようでハラハラしてしまいました。テレビの前ではかわいい笑顔のアナウンサー浅川さんが眠れずにごはんも食べられないのは自分の意見を飲み込むことがストレスになったからでしょうか。自分がアイドルに手を出したことを知られたくないばかりに過去の冤罪事件を調べ始めた岸本君はエリート大学も出ていて順風満帆のように見えて何か深い過去もあるようです。ニュースに副総理も登場し、何か政治もからんできそうです。冤罪事件がここからどう展開していくのかとても気になって仕方ありません。
秋ドラマとしては、かなり遅い時期のスタートで、期待していましたが、ドラマの舞台がテレビ局というのは、ちょっと古いのではないかと思いました。これまでにも、フジテレビ系ではテレビ局を舞台にしたドラマを制作していましたが、まだそれはテレビが元気で、視聴者の憧れの職場だった頃の話だろうと思いました。浅川恵那と斎藤正一はかつて恋愛関係にあったとか、若手ディレクターの岸本拓朗の空回り具合など気になる要素はありますが、家にはテレビがないという若い世代も増えている今、テレビ局を舞台にしてどこまで興味をひけるかは疑問だと思いました。
第2話:10月31日放送の感想・一部ネタバレあり
検察の主張では確かにカレーを作る時間もなく、ケーキもぐちゃぐちゃ。しかも若い男の目撃証言が数人いるのに、突然警察の方針が変わって松本が逮捕されたのが凄く違和感です。しかもそこまでおかしな事があるのに死刑になるのもおかしな事。若い男は警察や政府の関係者ではないかと勝手に予想してしまいました。浅川は今回は弁護士がマスコミ批判をした所意外は精神的にも安定してましたね。目標に向かってやりたい事がやれているからな気がします。岸本の前ではカレーまで食べてましたからね。ただ、岸本の過去には驚きました。斎藤は官邸記者なので浅川と敵対する関係だと思ってましたが、協力者のようで良かったです。それにしても長澤さんのアナウンサーぶりが完璧でそこが深い女優さんだと改めて感じました。
起訴されている松本の事件の真相を深く調べ上げていたのが印象的でした。中でも主人公の浅川は、ヘアメイクの大山の言葉から再び真相を調べる事を決意したのと、距離を取っていた岸本が協力していた場面が良かったです。そんな中で当時の事件を調べていると、疑われていた人物が別にいると言っていたやり取りが気になりました。そして浅川と斎藤が二人きりでいた時の距離感も印象的でした。今回の話は、浅川のジャーナリズム精神が再び戻ってきているのが見ていて良かったです。今後の展開が楽しみです。
岸本くんが夢の中でうなされていたのは、学生時代にいじめにあっていたからなのかと最初は思ったけど、いじめていた側の人間で、その子がいじめが原因で亡くなってしまったからなんですね。あの映像だけだと、いじめを止めることができずに傍観していたのか、仕方なくいじめに加担していたのか、最悪な場合、いじめを主導していた中心人物だったのかは分からないけれども、あれだけうなされているってことは、相当闇が深いだろうなとは思います。
岸本からの提案で興味を持ち始めた冤罪事件を浅川は真剣に調査し始めました。浅川を演じている長澤まさみさんの真剣な目つきがどんどん強さと怖さが増していくのを感じます。一度は関わりを止めようとした岸本が浅川と共に調べ始めた事にワクワクします。岸本のうなされるほどの闇がとても気になります。浅川が弁護士にキャスターをやっている上で真実を伝えることができなかったと伝えていました。それが不眠症と拒食症を発症させている原因だと確信しました。岸本とはカレーが食べられて少しホッとしました。
死刑囚の松本さんが実際に本当に少女を殺せるのか、という検証をしたところどうも無理があるということがわかるなど、冤罪の可能性が濃くなってきたところはぞっとしました。警察の強引な取り調べも恐ろしく、現実にもこのようなことが起こっていると考えると本当に嫌な気分になりました。浅川さんが「自分が報道番組で伝えてきたことは本当に真実だったのか」と悩むシーンでリアルな映像が流れてきた時には鳥肌が立ちました。制作陣が覚悟を持って作っていることが伝わる回でした。
第3話:11月7日放送の感想・一部ネタバレあり
厳しい取り調べに耐えきれず「許してくれ」と言ったら、「やったことになる」とはとても思えません。一人の人間を冤罪にした警察は、罪に問われないのだとすれば大問題です。マスコミにも警察にも落胆しました。刑が執行されてしまったら、取り返しのつかないことになります。もう時間がありません。頼りにしている斎藤正一は、実は握りつぶそうとしているように感じます。すべては、恵那の正義感にかかっています。冤罪の死刑囚を救ってほしいです。
冤罪事件の可能性を追う浅川アナが頼もしくなってきて、浅川アナにくっついて歩く岸本が可愛らしいです。岸本が学生時代の同級生を亡くしていることが分かり、いつか浅川アナに話す時が来るのだろうかと思いました。マスコミの報道の仕方によって被害者家族も傷つき、警察のずさんな聴取で冤罪事件が生まれてしまう、もっと慎重に丁寧に扱わなければならないと考えさせられました。永山瑛太さん演じる謎の男が本当に謎で、犯人なのかそれとも何かを知っている重要人物なのかとても不気味な人物でした。浅川アナと斎藤の元カレ元カノだけど何とも言えない雰囲気が良かったです。
斉藤さんが恵那のところにやってきたのは、あれだけ冤罪事件の取材に協力しておきながら、今更Vを流すのはやめろとか言うためだったのかな?だけど意外にも局長が止めてくれたってわかったから、安心した上に、今優しくしておけば、今後恵那が自分の言うことを聞くように手を回せるって思った気がしてなりません。それにしても普通の人は恵那みたいに、最初から覚悟決まっているんだから、どんどん本気度が増していくのに、岸本くんはまだひよってんのね。
実際の取材もこんな風にするのかなと思いました。被害者の姉の言葉は、実際に会って聞いてみなければわからない事で、だから実際に会ってみる事が大事なのでしょうね。遺族の中でも、悲しみは一緒でもそれぞれに考えている事は違うし、ましてや立場が違って警察側とか近所の人とかなら全く違ったりするのでしょう。恵那が覚悟を決めて行動する様子が気持ちよかったけど、暴走しちゃって大丈夫かな。いきなり放送しちゃうのは実際はありえない事だろうけれど、このドラマはなんとなくリアリティがあるように感じてしまう。脚本が素晴らしいのでしょうね。
今までは拒食症で窓際族だった主人公の女性が、正義を貫こうと立ち上がる姿がとても頼もしく思えたエピソードだった。確かに娯楽番組でこれを取り上げるのは、難しいに違いない。会社のという組織の中、中間管理職の、いい加減な事なかれ主義に対し、若い力が立ち上がろうとしたことは、このストーリーに関係なく、きっと今の若者にある力であり、感性なのだと思う。ひとりで闘おうと決意した彼女は、職を捨ててでもやり遂げようとしている彼女を応援したい気持ちでいっぱいである。
第4話:11月14日放送の感想・一部ネタバレあり
冤罪事件以外の闇が本当に深すぎて、もうなんだかどこに焦点を当てたらいいかわからないくらいにドロドロですね。恵那だけじゃなくて、岸本くんまで秘密を暴露したら精神が病んでしまうって、見ていて救いがないというか、人間の抱えている奥深い秘密を覗き見ている気分です。最後の誰が落下してしまったのかは来週になればわかるんだろうけれども、これが自殺なのか、他殺なのか事故なのかによっても、また恐ろしい方向に話が進んでいきそう。
冤罪特集を無理やり放送したことでいろいろ問題になるのではと思いきや、予想以上に視聴率が好調で意外でした。しかし、そのことで再審請求が却下されたのかもしれない、と思うと浅川さんたちがやっていたことは逆効果だったのではという気もさせました。司法の世界のシビアな実情も感じて恐ろしかったです。斎藤さんがまた浅川さんの家に来て「なんでベット買ったの?」の一言にしびれてしまいました。結果的に斎藤さんが言いたかったことはまだわからずもやもやします。岸本君の懺悔の気持ちが伝わる演技も心に響きました。
恵那は、元恋人の斎藤正一のことが忘れられないのかもしれませんが、イヤな予感しかしません。斎藤は事件について、何か大事なことを握っているように思います。仕事はできるのかもしれませんが、恵那の力になってくれるとは思えません。プロデューサーの村井も名越も上司としては最悪な人たちです。拓朗は、苦労を知らない能天気な人物に見えましたが、実は彼には人に言えないことがあるようです。このことが冤罪を晴らす原動力になってくれることを希望します。
岸本拓朗が中学生の時、友達が自殺したことを止められず後悔しているシーンは、ぐっときました。今まで誰にも打ち明けられずに後悔の気持ちを抱えていたのはつらかっただろうと思いました。見て見ぬふりをしてしまった過去があったから、今の冤罪事件に本気で向き合っていることがわかりました。斎藤正一が何者か気になりました。何を知っているのか、浅川恵那たちの味方なのか敵なのか、謎の男です。でも、大人の余裕があって浅川恵那が惹かれる気持ちがわかります。
ゲリラ放送をした冤罪事件の放送が高評価だったのは意外でした。ですが、斉藤さんが隠していた知らない方がいいことが何なのか、なぜこのタイミングでの再審棄却なのか、松本死刑囚が救われる日がまだまだ遠い気がしてなりません。それと同時に拓朗がどんどん変わり果てていく姿が心配です。恵那にとって貴重な味方を失うことになってしまえば、さらに事件の真相を探る道のりが遠くなりそうで、心苦しいです。登場人物それぞれの複雑な過去や関係性にいつも胸が締め付けられそうになりますが、ますます展開が気になります。
第5話:11月21日放送の感想・一部ネタバレあり
岸本はいつも母親の言いなりで生きてきて、初めて自分のやりがいを見つけた感じでした。今まで浅川が前のめりに取材をしていたのに今回は岸本だけで全部動けた事で過去の自分の罪とも向き合えた気がします。松本が有罪になったのも西澤の証言が大きかったのに、それがもし嘘だとしたら証言が崩され冤罪の光が見えてきそうです。警察も検察をも揉み消させた大物とは誰なんでしょう。やはり政界が関係してきそうで、斎藤と岸本浅川は戦うことになりそうです。岸本が斎藤に取材VTRを渡さないかハラハラしました。事件のもみ消しのせいでチェリーが飛び降り、松本が冤罪で死刑で下手したら二人の命が危なかった状態を作った人物を浮き彫りにしてほしいです。
岸本が当時の事件の決め手となった証言者を深掘りしていくことで、真実がどんどんわかっていく過程が面白かったですし、岸本の意識も同時に変化し続けていき、母親と過去の高校でのいじめ事件に直接向き合う姿も良かったなと思いました。また、容疑者の再審がボンボンの放送後にすぐ棄却された裏に齊藤とそのまた後ろにいる大物政治家の存在が明らかになり、実は巨大な権力が渦巻いているのを匂わせることで今後どのようになっていくのかワクワクしました。
拓朗は、苦労を知らない脳天気な若者ではなかった。いじめられていた友達を救えなかったという至らなかった自分の過去を悔い、今度こそはそうあってはならないという強い想いに突き動かされたのだと思います。寝食も忘れて真実を追求する拓朗の姿に、恵那の心にも火がついたように見えました。恵那は、斎藤に好意を持っているようですが、斎藤には腹黒さしか感じません。人ひとりの命がかかっているのに、制作中止を決定するテレビ局にも腹が立ちました。
ディレクターの岸本がつかんだ情報がこれから事件を変えるのではないかと私も思いました。また、政治部の斉藤が大物政治家の大門と関係があるのではないかと私も思っていました。それから、主人公の浅川が岸本を自宅に寝かせたのはなぜだろうと思いました。浅川はアナウンサーなので、もし岸本を自宅に入れたことがマスコミなどでばれたら大変なことになると思いました。また、浅川はまだ斉藤と関係があるのではないかと思いました。
岸本くんは過去の過ちに向き合った結果、心が壊れてしまったのかと心配だったけれども、逆に正しいことをしたい、社会に抗いたいっていう欲求が強まって、かっこいい人間になりましたね。お母さんの「あなたのため」って、ある意味では「あなたのせい」だったと思うので、自立したのは正解かもしれません。そして恵那も恐らくは斎藤さんが敵だってことに気がついただろうから、あの岸本くんが手に入れた証言で、どうやって今後権力と戦っていくのか楽しみ。
浅川さんが諦めてしまったえん罪と思われる事件を、巻き込まれただけだった岸本君が真剣に追い始める展開がすごく熱いです。いい人そうな相談相手としてことごとく絡んでくる齋藤さんが、底知れなくてとても恐い。浅川さんもだけど、岸本君その人はダメだよ!っていつも思ってしまう。チェリーさんもEDの映像見る限り、浅川さんになにか複雑な感情を抱いていそうでこちらも目が離せません。本当にえん罪なのか?ということも含めて。事件の全容も早く知りたいです。
冤罪の可能性なんて誰も追及してほしくない、そうかもしれないけど違うって可能性が出てきたならちゃんと捜査しなおすべきではないか。現実の世界でもテレビが真実を伝えようとしたら警察や検察から圧力かけられて真実じゃないことが真実になっていたりするのかなと思うと何を信じていいか分からなくなる。権力者が裏で操って関係ない人が犯人に仕立て上げらる。1人の嘘の証言で関係ない人間が犯罪者にされて本当の犯人は裁かれず無実の人間が死刑になるかもしれない。そんな事は絶対にあってはならない。現実世界でも冤罪で苦しんでる人がいるかもと思ったら悲しくなりました。
自分を守るためにいじめにあっていた友達を見捨てた拓郎が、真実を話したことで母親と食べ物を受け入れられなくなるところがリアルに演じてあって引き込まれました。恵那や拓郎の正義感が結局見えない大きな力を動かしたなんて、切なくて悲しいけど現実なんだと思うと胸が苦しくなりました。それでも諦めずに1人で松本死刑囚の冤罪事件の真実を掴もうとする姿に心が震えました。拓郎の座った目が迫力がありすぎて本当に怖かったです。真実を明るみに出すのは本当に難しいことなんだと思い知らされました。
第6話:11月28日放送の感想・一部ネタバレあり
西澤の証言が嘘だというVTRを報道ではなく自分達の番組で村井がやりたがっていたのは、報道に持っていくと斎藤経由で副総理が握りつぶしてしまう可能性があったのですね。なら副総理の周辺取材してほしかったですが、斎藤は局を辞めて副総理のもとにいるようですし、中々近づけなさそうですね。岸本が耳に挟んだ副総理の支援者の息子が、瑛太さんが演じる人物なら、その人が本当の犯人でしょうか。それにしてもスクープしたというのに、村井も岸本も飛ばされて番組も終わる形で、お咎めなしなのが浅川だけっていうのが、テレビ局らしいですね。VTRが出たときはすごい騒ぎだったのようですが、その後は西澤の行方がわからなくなって捜査が進まないとは何だか変な話です。浅川もキャスターになって忙しそうですし、それ以上追う人はいないのでしょうか。
世間の風向きが変わったとか、視聴率が良かったとか関係なしに、さすがにあそこまで勝手に色々と番組でやらかしたら、関係者は処分されてしまうのも仕方ないですね。恵那の返り咲きは、完全にアナウンサーランキングのおかげだろうけれども、岸本くんの経理部への左遷はちょっと納得いかなかったです。経理部は会社の数字扱っているところなんだから、左遷させられた人が来るところではないでしょ。まあでも勤務時間が決まっている分、事件の取材にはうってつけかもね。
今回もとても見応えがある回でした。「フライデー・ボンボン」で証言者の元妻の話が流れた後、浅川さんは覚悟を決めて「ニュース8」に出演し、その放送後に斎藤さんから送られてきた別れのラインを読んで、泣きながら走っていくところに、思わずグッと感情が込み上げてきました。これまでの放送で、浅川さんが斎藤さんに惹かれている描写を丁寧に積み上げてきていたので、今回の別れは視聴者の涙を誘っただろうなと思います浅川さんがカラオケで歌った「贈る言葉」は、フライデー・ボンボンの打ち切りで去っていくスタッフたちに対して歌っているようでもあり、斎藤さんへのお別れの言葉のようでもあり、ドラマの内容と歌詞の内容をリンクさせると味わい深いものがあって、名シーンでした。
フライデーボンボンで事件の真相を放送したことでいろんな人の生活が変わってしまうところになんとも言えない気持ちを感じました。村井さんが放送を強行したのは報道マンとしての最後のプライドを感じました。浅川さんの贈る言葉がちょっと泣けました。浅川さんは報道に戻れたものの、忙しくなり冤罪事件には取り組むことができないのも会社の策略なのかと思うほどでした。浅川さんに一方的に別れを告げ、さらに会社までやめてしまった斉藤さんの意図がまだ分からず不気味さを増していますね。
斎藤は危険な香りしかしません。そして、副総理大臣の大門は限りなく怪しすぎます。政界の人間が、事実を捻じ曲げて、犯罪を握りつぶしているのだとしたら許せません。テレビ局に求められているのは、真実を追求して報道することだと思います。それなのにテレビ局の粛清には、がっかりしました。長澤まさみさんの情がこもった「送る言葉」は、胸に沁みました。浅川恵那は、仕事ができてより強くかっこいいアナウンサーに生まれ変わりました。斎藤と決別して正解です。
第7話:12月5日放送の感想・一部ネタバレあり
警察も裁判所も上のものの支持は絶対なのでしょうか。そんな中でも警察の人が話した証言にはかなり驚きました。みんな冤罪だとわかっていながら一人の無実の身寄りのない男性が死刑になるのは心が傷まないのでしょうか。確かに50万もらって証言する事は人としてどうかと思いますが、話してくれただけましですね。去年の事件の捜査すらしてない警察は本当に酷いです。家族が何も言わない事をいい事に、真犯人が出てきたらいけないから捜査しないなんて職務怠慢もいいところです。浅川はキャスターで忙しく、あまり身動きが取れないですが、岸本は今まで重要な証言を次々見つけてきました。さらに被害者家族の会を通して、世間に事件を周知させ警察や裁判所を追い詰めてほしいです。そして去年の事件の手がかりが沢山出てきてほしいです。多分大門副大臣の長男が犯人なんでしょうが、もっと深い闇があれば暴いてもらいたいです。
岸本くんの方が最初はお気楽な感じだったのに、今ではすっかり恵那と思考が逆転したというか、恵那の方が今ではちょっと希望的思考になってしまいましたね。ただその岸本くんも、人を簡単に信じなくなったっていうだけで、だいもんの名前を聞いてすぐに喫茶店のおじさんが話していた事を思い出さないんだから、ちょっと抜けているところは変わらないんだなって、安心しました。そしてお偉いさんが隠したがっていたのは、支援者の息子か?
副総理大臣大門の長男 本城彰が、限りなく怪しいでしょう。大門は地元の権力者が故に、楯突く者もいないようです。また、政治家が警察に顔を利かせているとしたら、とんでもない話です。息子が犯した犯罪を隠蔽して、握りつぶしたのではないでしょうか。冤罪で一人の命がかかっているのですから、何としても真実を暴いてほしいものです。拓朗は、顔つきも以前と大分変わってしまいました。経理部へ異動した後も、一人で追求している姿勢は立派だと思いました。拓朗にすべてがかかっているような気がします。
少しずつ事件の真相に近づいている感じがあり、とてもハラハラしました。岸本君を一蹴した当時の警察署の刑事がまさか再登場し、「事件は冤罪だと思う」と冷たく言い放つところはぞっとしました。岸本君も言うように「クソだな」という言葉に付きます。組織として腐っている状態が許せません。妹のためにとテレビ出演もしてくれた被害者のお姉さんが被害者遺族の会を立ち上げた勇気も本当にすごいなと思います。世論が動いてようやくDNA鑑定につながってもすぐに無罪にできないもどかしさも感じます。岸本君も浅川さんも自身のプライドにかけて真相を暴いてほしいと切実に願っています。
どんどん物語が動くので飽きる暇がないこのドラマ。裏がまだまだありそうで見ていても気を抜けません。しかし今話ではついにDNA鑑定が行われることに。八頭尾山報道関係者の環境が次々と変わる中、もう無理と思ったことが覆ることもあると希望が見えてきました。けれどドラマタイトルは「エルピス」だけにどんなどんでん返しが待っているのか。予想出来ない展開が面白くてなりません。商店街で風変わりな店を開いていた不気味な男が実は大門副総理の長男だったとは。瑛太が演じ、その目力は半端なく限りなく怪しい男。再び彼とまみえる時が楽しみでなりません。
第8話:12月12日放送の感想・一部ネタバレあり
浅川はこの事件に対する意欲はなくなってしまっているようですね。周りの人を養って行かなくてはいけないというのはわかりますが、変わってしまったことにショックを受けました。しかも被害者への誹謗中傷になりかねない報道を記事が出る前にしてしまって、浅川はどんな思いなんでしょう。あのキラキラしてた浅川はどこに行ったのでしょう。それに比べて岸本のジャーナリストとしての腕は凄いですね。結局全部一人で証言証拠まで取りましたからね。せっかくの努力が報われるときが来るのか、そもそも無罪なのに死刑囚になっている人物を助けられない世の中に腹が立ちます。冤罪とは言わないまでも、テレビでは報道しない事が山ほどある事、警察や政治家と繋がっているんだろうなと思うと恐ろしい世界です。
せっかく岸本くんが必死に調べまわって色んな証拠を集めて、あと一歩っていうところまで来たのに、その最後の一歩を邪魔するのがニュース8っていうのは衝撃でした。もちろん恵那だって、あんな報道をしたくはなかっただろうに、また今回の事で、上から圧力がかかったんだろうな。そしてこれから岸本くんはどうなっていくんだろう。恐らくは岸本くんは正義の悪魔にとりつかれてしまっていると思うし、本当に何も無くなってしまったので、今以上に行動的な手段に出るんじゃないかって心配です。
今回も、すごく見応えがありました。特に岸本を演じる眞栄田郷敦さんの演技力は凄まじく、見る度にすごく良い俳優さんだなと思っています。今回は永山瑛太さん演じる「ほんじょうあきら」が、海外に長らく渡航していたり、DNA鑑定が一致したりと、かなり怪しいことが炙り出されましたが、「ニュース8」を率いる立場となった浅川さんは、自分の番組が先陣を切って報道するわけにはいかないと判断。岸本と激しい言い合いをする場面は、固唾を呑んで見入りました。岸本が、実は浅川さんの正義感をすごく信頼していたことが、ひしひしと伝わりました。
拓朗の無力感が、痛いほど伝わってきました。恵那に対して、もどかしい思いでいっぱいでしょう。やっとの思いで、証拠を掴んだにもかかわらず、真実は闇に葬られてしまうのでしょうか。殺人事件までもが、権力者へ忖度しながら社会が動いているとすれば、決して許さることではありません。拓朗には失うものはないのだから、真実を暴くことができるのは、拓朗しかいないのかもしれません。地元有力者の息子の本城彰が、絶対怪しいです。拓朗には、諦めないで本城彰のしっぽを掴んでほしいです。
事件の核心についていく岸本くんと真実を見ても動かない浅川さんの変化が見ていてつらくなりました。浅川さんも看板ニュース番組のキャスターという立場になると真実を報道できないというのはリアルに感じましたが、歯がゆくもありました。岸本くんが中村さんのご自宅に行き、お母さんが泣いていたのが印象的でした。関心がないように見えて娘のことを思っていたんですね。ようやく週刊誌経由であってもスクープが出そうだったのに別のニュースのせいですべて立ち消えになってしまうのがつらかったです。私たちの見ている報道はきっと一部なんだということも感じました。解雇までされてしまった岸本くんの今後が心配です。
第9話:12月19日放送の感想・一部ネタバレあり
大門の娘婿の亨にとって、岸本は一つの光だったのに殺されてしまうなんてあんまりです。村井からすればレイプももみ消され、亨も殺されたのに大門の上っ面だけの言葉、暴れたくもなりますよ。岸本にとっても亨は重要な証言者で、レイプ事件が突破口となって冤罪事件が明るみになると思ったのに、本当に残念です。報道部がもっと積極的だったら、風俗のニュースが出なかったら記事になってたはずで、岸本の動きを知ってる人物とは斎藤なのでしょうか。岸本もあることないこと言われてますが、浅川が村井の様子を見てどう行動に出るのか楽しみです。
恵那が岸本くんと喧嘩別れみたいなことをしたから、もう事件のことは気にせずに被害者の風俗勤務を発表したのかと思ったけれど、一応恵那は恵那で戦っていたんですね。それにしてもあの報道の恵那と同期の人は最低ですね。最初は岸本くんに報道できないとか、無理だって言って諦めさせたくせに、後になってからさも自分の手柄みたいに、安っぽいユーチューバーなんかに売ろうとしているんだから、本当にマスコミ関係は裏切りばっかで恐ろしいし、関係ないところでああやって何の苦労もしていない人が邪魔しようとしてくるんだなって思った。
松本さんの冤罪から大門議員の深い闇がどんどん発覚し衝撃的でした。元秘書の大門さんも大丈夫かと心配になりましたが、やはり死んでしまったなんて…。殺されてしまったかもしれないと考えるとぞっとします。今回は岸本くんよりも浅川さんよりも村井さんがめちゃくちゃかっこよくて痺れました!元報道マンとしてのプライドがまだ残っていて今の不条理な報道の姿勢に怒るところはとてもよかったです。でもスタジオ壊してしまうのはさすがにやりすぎでした。これで次回最終回を迎えられるのでしょうか。どうなるのか楽しみです。
大門亨が岸本くんに電話で「しがらみはない」と話した時、嫌な予感がしました。自殺するかもと思ったけど、これはたぶん他殺のように思います。来訪者があって、連れていかれたんだと思います。村井さんが暴れたのは良くなかったと思います。これ以上立場を落とさないで欲しかったです。イラつきなど心底溜めてきていたとは思うけど、こんな騒ぎを起こしてしまったら警察沙汰になってしまうと思うし、そうしたら事件の真相を世に出していく事がまた難しくなってしまうでしょう。岸本くんが頑張ってるからこれからもバックアップをして欲しかったです。
岸本のネタが週刊誌に掲載される前に、平川から警察上層部に漏れて、中村が風俗で働いていたとか報道されたのは悔しい。浅川が言うように、警察の世論工作は恐ろしい。岸本はクビになり、麻美とも別れ、孤立無援だが、村井が佐伯を紹介してくれたのは地獄に仏のような救いだ。しかも、村井が2017年に、大門の秘書の亨から、派閥代議士の貝原の強姦事件のもみ消しをしたというスクープを掴んでいたのは驚きだ。そこで、村井が亨に会い、斎藤が大門の地盤を引き継ぎそうだと教えると、亨が妻とも別れ、大門の告発を決めたのは画期的だ。それなのに、亨が遺書を残して自殺と封土されたのはショックだ。きっと大門が裏で、手を回して殺したのだろうし、村井が大門が、亨を良い秘書だったと、白々しく述べていた録音を聞いた村井がレコーダーを踏みつぶして怒った気持ちが理解できる。そして村井がニュースエイトに乱入したのは驚きで、斎藤に、引き返すなら今の内だと宣戦布告したのも、痛快だ。果たして岸本の記事が、こんどこそ、発売できるのか見物だ。
第10話:12月26日放送の感想・一部ネタバレあり
大門亨さんが殺されてしまって、もう出しゃばることは難しい領域に足を踏み込んだなって思ったけれど、浅川さんと岸本くんはお互いを引っ張り上げる関係だったんですね。どっちかがおじけづくと、片方が頑張って無茶をするっていうのが、不思議な関係性だったなって思います。本当は大門の過去もぶちまけてもらいたかったけれど、それで日本の国民が苦しむっていうことになるならば、まあ百歩譲って仕方ないと思うし、交換条件で本来の目的であった松本さんの冤罪がはらせてよかった。
土壇場で大門その人のスキャンダルは流せなかったところには、少しモヤモヤが残りましたが、松本さんの冤罪が晴れてハッピーエンドだったところにホッとしました。チェリーさんがおじさんのためにカレーを作ってあげて、ケーキも買ってきて、一緒に食べている時の、おじさんの嬉しそうな顔は本当に冤罪が晴れた人のように清々しかったし、チェリーさんが涙ながらに食事をしているシーンもすごく心に残りました。浅川さんと岸本くんのやりとりや、浅川さんと斎藤さんのやりとりなど、最終回も見応え満点でした。浅川さんと岸本くんが、思いっきり牛丼を頬張っている時の、充実感溢れるハフハフした表情が素晴らしかったです。村井さんも交えての3ショットで物語が締めくくられたのも素敵でした。
最後は長澤さんが主人公って所がまた良かったですね。浅川は一時はどうしちゃったのと心配しましたが、岸本への努力や亡くなった亨の言葉に気持ちが切り替えられた場面には引き込まれました。今まで出会った人たちへの感謝も感じられ、自分が伝えなくてはならないという意志がすごく感じられました。斎藤が大門を庇って本城の事だけ告発する事で、大門はどうにもならないのかともどかしかったですが、最後記者たちに追求されていてスッキリしました。岸本が今まで頑張って見つけてきた真実が次から次へと明るみになる場面はとても感動し、終わりもあっさり全部回収されて素晴らしかったです。チェリーが松本さんにカレーを作ってあげていた場面も凄く良かったです。
大門副総理が逮捕されるのも、時間の問題でしょう。冤罪事件で死刑囚となった人間を救い出すことができ、ほっとしました。恵那も拓朗もよくやりました。巨大な権力を前にして、自分がボロボロになってもそこから這い上がり、真実を伝えようとする姿に感動しました。マスコミには、忖度なしに正義を追求していってほしいものです。拓朗は、以前と比べて人間的に成長したように思いました。長澤まさみさんの気迫のこもった演技に胸を打たれました。
最後まで緊張感ありました。大門の秘書の件、斎藤さんは「その時が来たら俺が」のような事を言っていたが、この人は信用できないと私は思いました。なので、浅川さんが流されなくて良かったです。そして、その代わりに本城の件を報道しても良いとなった時、「明日になったら事故か病気で」と言うフレーズに恐怖でした。消されるって事で、本城の件も報道するのもした後も誰かの身に危険が及ぶんじゃないかとずっとドキドキしていました。
ショートケーキを食べながら涙溢れるチェリーさんを見て、私も泣きました。チェリーさんの行動から始まった権力との闘い、すべて明らかになったわけではないけれども、松本のおじさんがおいしそうに食べる姿を見ることができて、心がポッと温かくなりました。斎藤が恵那の告発を止めようとした時、あんな風に言われたら事の大きさに、怯んでしまうだろうなと思う自分がいました。でも、そのために犠牲になっていい命も人生もあるわけはないのに。そんな心の叫びを聞かないふりをしているうちに、心の眼が曇り切ってしまうのかも。ドラマの話だけれど、実際に自分自身も真実を見極める眼を持ちたいとも思いました。それにしても、長澤まさみさんって素晴らしい俳優だなあとつくづく感じました。テレビをつけたら、ニュース8実際やってそう!
重いテーマのドラマの中に笑える場面がいくつか、入っていて笑いました。特に佐々岡真由美が岸本拓朗と浅川恵那に電話して、どちらも電話に出ない場面と岸本邸を訪れた浅川に対し、岸本が弟のふりをする場面はクスッと笑いました。弟のふりをする岸本も岸本ですが、呼び鈴を連打する浅川も浅川です。岸本の部屋で浅川が「当たり前の人間の普通の願いがどうしてこんなにも奪われ続けなければいけないの」と「希望って誰かを信じられるってことなんだね」というセリフが強く、印象に残りました。ハッピーエンドで良かったです。
大門亨の死で全ての岸本の努力も無駄になったかと思った。しかし浅川の決断は想定外だったが、斎藤が浅川のスタジオに来たのが驚きで、滝川が斎藤に連絡したのには、浅川を潰そうとしたのだと思った。斎藤が浅川に、政治も経済も混乱するから止めろと言ったのに対して、浅川が毅然として、司法を正す、知らせるカードを切ると宣言したのは、見応えがあった。そこで斎藤が誰かと電話していたのは、おそらく大門副総理で、大門と本城彰の関係に触れなければ良いと斎藤が言ったのは、意外だった。それは、斎藤も大門副総理を窮地に立たせて自分が大門の後継者になっても良いと計算ずくで思ったからかも知れない。これで、大門亨の無念も少しは晴れたかもしれず、松本の再審も希望が開けたと思う。重たい内容の社会派ドラマだったが、最後に長澤まさみの信念に燃えた表情が輝いていたのが良かった。
ドラマ『エルピス』
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