2022年4月11日(月)から始まった綾瀬はるかさんが主演を務める月9ドラマ『元彼の遺言状』。
「僕を殺した犯人に全財産を譲る――元彼が遺した奇妙な遺言にまつわるミステリーが始まる」
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目次
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「元彼の遺言状」作品概要・放送日はいつから?
『元彼の遺言状』
放送局:フジテレビ系
2022年4月11日〜6月20日
毎週月曜日
21:00〜21:54放送
初回のみ
21:00〜22:24
『元彼の遺言状』再放送情報
関東ローカル
第1話
4月15日 深夜1:25〜2:55
4月16日 16:00〜17:30
「元彼の遺言状」のあらすじ
国内トップクラスの大手法律事務所で働く剣持麗子。容姿端麗でスタイル抜群。派手な高級スーツを身にまとい、ヒールをカツカツと鳴らしながら風を切って我が道を突き進む敏腕弁護士です。麗子は、どんな相手に対しても物おじせず、圧倒的な法律知識とハッタリを効かせた話術を武器に、数々の難局からクライアントを救ってきました。クライアントのためなら、どんなあくどい手を使ってでも“勝ち”にこだわる彼女。誰もが認める超優秀な弁護士ではあるものの、勝ちにこだわるあまり内外に敵も多いのですが、そんな外野には目もくれないし、忖度(そんたく)もしません。麗子はいつも自分の心に正直なだけで、「お金が欲しい」という誰もが持つ感情が人一倍強いだけだと豪語します。彼女を表現するとすれば、猪突猛進、勇猛果敢、そして“一触即発のジャックナイフ”。そんな忖度しない物言う弁護士が、ひょんなことからある大事件に巻き込まれていくのです。
引用元:元彼の遺言状公式HP
「元彼の遺言状」の出演者・キャスト
「元彼の遺言状」の出演者・キャストをご紹介します。
出演者 | 役名 |
---|
綾瀬はるか | 剣持麗子 容姿端麗でスタイル抜群の敏腕弁護士。 |
大泉洋 | 篠田敬太郎 栄治の友人。栄治が暮らす別荘の管理人。病気がちな栄治の世話をしている。 |
生田斗真 | ・森川栄治 森川金治の次男で剣持麗子の元彼。「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を残す。
・森川富治 森川金治の長男で栄治の兄。 |
関水渚 | 森川紗英 栄治のいとこ。 栄治に幼少期から思いを寄せていた。 |
森カンナ | 原口朝陽 看護師。栄治の元カノ。 |
笛木優子 | 森川雪乃 拓未の妻。栄治の元カノ。 |
要潤 | 森川拓未 栄治の従兄弟。専務派で社長からは目の敵にされている。 |
野間口徹 | 堂上圭 獣医師。栄治の愛犬・バッカスの主治医。 |
佐戸井けん太 | 森川金治 栄治の父。森川製薬社長。 |
笹野高史 | 村山権太 栄治の顧問弁護士。 |
萬田久子 | 森川真梨子 森川製薬専務。栄治の叔母。 |
浅野和之 | 津々井君彦 麗子が所属する弁護士事務所の創業者で麗子の上司。 |
相関図
『元彼の遺言状』の見どころ・感想
『元彼の遺言状』の見どころ
元カレが殺されて莫大な遺産が入るかもしれないと思ったらどうするでしょうか。しかもその遺産は犯人に渡すと言う不思議なものでした。綾瀬はるかさんが演じる弁護士の麗子は大泉洋さん演じる篠田を犯人に仕立て上げて、遺産を分けようとするのです。とても謎だらけのミステリーです。殺された英治の目的は、犯人を探して欲しいのか、麗子を陥れたいのか分りません。優秀な麗子は本心に気づくのか、遺産を手に入れるのかが見所です。綾瀬さんと大泉さんの共演なので、楽しいやりとりがたくさんあるのも期待できます。
『元彼の遺言状』。(以下、敬称略)。今や国民的女優と言っても過言ではない綾瀬はるかが「お金にならない仕事はしない主義」と、一本筋の通った信条を持った敏腕弁護士、剣持麗子を演じる本作は、2021年第19回『このミステリーがすごい!大賞』の大賞受賞作「元彼の遺言状」が原作。見どころとしては、麗子の、見ているこっちが痛快に思えるほど自分に真っすぐな生き方そのものだと思います。個人的には、篠田敬太郎を演じる大泉洋にも注目しておりますが、暗いニュースが続く大変な今のこの世の中で、本作を見る人に勇気や元気を与えてくれるのではないかと期待しています!
第1話「殺人犯が全財産を相続!?遺言状ミステリーが遂に開幕」:4月11日放送の感想・一部ネタバレあり
タイトルからして、興味を惹かれる内容だと感じた。主人公の元彼は、誰に殺されたのか、また、何の目的で殺されなければならなかったのか、いろいろと考察しながら見られるところが、楽しみだ。そして、なぜ、元彼が、身内などの近しい人たちではなく、昔お世話になった人たちなど縁の遠い人たちにだけ、遺産を譲るように遺言状に記したのか、とても気になる。主人公とその依頼人は、これからどんなふうにして元彼にまつわる事件を解決していくのか、とてもわくわくする。それから、物語が、今後どんな展開を見せ、どんな結末を迎えることになるのか、非常に楽しみだ。全体を通して、怪しい登場人物がたくさんいる中で、主人公たちが、どんなふうにして謎を解決していき、犯人を突き止めていくのか、見ものだ。今期一番期待しているドラマなので、最後まで目が離せなくなりそうだ。
見どころは、主人公の弁護士資格を持つ麗子が、「お金にならない仕事はしない。」といいつつも、気になる案件だからと結局食いつくところです。サバサバしていて人間関係も少ない感じなのに、人が麗子を頼ってくるのはどうしてなのかも、今後視聴していく上で、楽しみです。また、元カレの兄が元カレそっくりなところも犯人なのではと思わせられます。
第2話「超敏腕女弁護士が暴く殺人犯の目的!150億の行方は!?」:4月18日放送の感想・一部ネタバレあり
まさか2話で原作解決とは思わなかったのでびっくりです。綾瀬はるかさんと大泉洋さんのバディなかなか良かったので来週からどんな話になるのか楽しみです。
第2話おもしろかったです。まさかのスピード展開に釘付けでした!もうドラマ名のタイトル回収しちゃったので来週からはどんな話になるんだろう・・・
元彼の遺言状の事件をもっと引っ張ると思っていたので、まさか2話目で完結してしまうとは思わなかった。と言っても、元彼の遺言である「篠田を頼む」の通り、これからバディとして付き合っていくのだから元彼の遺言状通りなのか・・・。なんにせよ、来週からも見ます!
第3話「最強バディが新たな謎解きへ!」:4月25日放送の感想・一部ネタバレあり
第4話「小説で人を殺した?!」:5月2日放送の感想・一部ネタバレあり
どこまでも高額な報酬にこだわる麗子のサバサバ感が更にパワーアップしていて面白かったです。そんな麗子にこき使われる篠田でしたが、さすがに堪忍袋の緒が切れちゃいましたね。大好きなミステリー作家とその作品を蔑ろにする出版社が許せない篠田の気持ちがとても伝わってきました。やっと顧問弁護士になるかと思ったところを、篠田があんなにスパッと断ってしまう展開に2人の関係性が、これからもっと深くなる予感がしました。お腹を空かせた麗子は篠田と仲直りするのか、これからの展開がとても楽しみです。大好きな白鳥玉季ちゃんがゲスト出演していたのも嬉しかったです。相変わらず素晴らしい演技でした。
とても面白かったです。もう剣持麗子は、企業向けの弁護士ではなく、探偵になった方がいいのではないかと思うくらいの推理力があるので、弁護士ではなく、探偵だと思ってしまうくらいでした。今回は、小説で人を殺せるかというのが焦点でしたが、13年ぶりの新作を売りたいという気持ちから殺人をしてしまった作家は、新刊を売りたいという熱に負けてしまったようです。前回の小説が酷評されたことがトラウマとなり、どうしても売りたかったという新刊ですが、殺人をしないと売れないという結びつけにしないで、別のアプローチがあれば良かったのになと小説家として人気な人なので、そこが残念でした。剣持麗子が、小説家に会ってすぐに違和感を感じて犯人だと思ったというラストのセリフは、もう探偵になってしまっていると思うくらい圧巻でした。
作家の秦野廉が殺人した動機が奥さんと娘さんを救うためかと思いきや小説を売るための話題作り、、、ひどすぎる。 出版社が作家である秦野廉に対して『リアリティーがない、もう終わってたんですよ。』などと悪口を言った後、篠田敬太郎が『作品を大切に思えない人とは働けません。』と契約を断ったときは、本当に作家の作品を大切にしていたんだなと印象に残りました。その後の喧嘩は面白い。また、最後の回想シーンで剣持麗子の元彼と篠田敬太郎の会話で大学の先輩のはずの篠田が『大学に行っていない』と発言をし、また一つ謎が増え次回の話が気になりました。
女性ミステリー作家・秦野が13年ぶりの新作の発表会場で「人を殺した」と発言するオープニングは冒頭から目を惹いた。遺体は1つなのに自白する人物が秦野をはじめ、殺害された男の妻・清宮加奈子も続き、後には加奈子の娘・希が自白し、容疑者が二転三転する展開はなかなか面白いと思った。そして最後には真犯人は秦野であると辿り着き、彼女の前で推理を披露するところは、毎度のことではあるが、この作品の醍醐味だ。それにしても秦野の殺害理由に「自分可愛や」というセルフィッシュさを感じざることを禁じ得ない。そして最も目を惹いたトピックスが最後に舞っていた。白川出版の編集者の手のひらを返したような秦野への態度に立腹した篠田敬太郎、カネづるを逃すまいとする剣持麗子、2人が大ゲンカになり、不貞腐れる篠田がベッドに横になったときの回想シーンだ。森川栄治と篠田の会話、篠田の「僕は大学に行ってないからなぁ」との一言は非常に気になり、「篠田とは何者なのか?」と得体の知れない彼に非常に興味が湧いた。麗子と出会った時から「大学の時の知り合い」という旨の事を言い続けていたものの、この彼の一言は見逃せない。最後に、剣持麗子を演じる綾瀬はるかさんの演技力が光る作品だと感じる。
やはり秦野廉が犯人でした。小説を読んだ人間が犯人だとやたら言っていて、小説を書いた作者も疑うべきではと思っていました。しかし殺すメリットがないし、むしろ全て失うのに動機がわかりませんでした。13年ぶりで売りたかったのもあるかもしれないけれど、13年前に酷評されたリアリティがないことを気にしていて実際に殺せるのか試したかったのもあるんじゃないかと思いました。剣持麗子は知っていてそのまま隠して出版させるんじゃないかとドキドキしました。珍しくうまくいき、顧問契約できそうだったところ、まさかの篠田敬太郎が断るとは驚きました。秦野廉の小説がすごく好きで、それを貶された悔しいいろんな気持ちがあるのと同時に、森川栄治との思い出もあったからかなと思いました。珍しく篠田敬太郎が怒って喧嘩になってしまった二人がどう解決するのか楽しみです。ご飯お預けは結構キツイと思いますが、剣持麗子はあの性格だし、やはり篠田敬太郎が折れるのかなと気になります。
第5話「バディ大喧嘩中!に毒殺事件?!」:5月9日放送の感想・一部ネタバレあり
有能な弁護士綾瀬はるかさんの弁護士ドラマかと思ったら、毎回探偵ドラマになっているのが面白いです。元カレの遺言は篠田を頼む、と事務所に寝泊まりさせて調理させていたが、篠田演じる大泉洋さんが今回はストライキして、綾瀬さんがお腹をグーグーならしながら仕事をするコミカルさも魅力でした。そして元カレの親族で片想いしていた関水さんが、要所要所にワンポイントで登場して、さりげなく褒められて喜びを噛み締めている感じが、また愛らしく印象的なシーンで、ドラマの良いアクセントになっていました。人違いで殺害してしまった交換殺人のストーリーも見応えありました。このドラマ、綾瀬はるかさん、大泉洋さん目が話せない面白さです。
前回のエンディングから、篠田敬太郎とは何者なのか非常に気になっていた。警察を避ける彼が過去に何をしたのか気になるが、彼が警察を避けていると分かっていて篠田に問い詰めることがない麗子にも目を惹かれる。篠田が推理を進め、麗子は空腹のことに不満という噛み合わない両者だが、最後の一言では犯人が一致するところは突拍子もなく滑稽だ。事件の発生、プロット、結末自体は特に目を惹かれるという印象は受けないものの、麗子を演じる綾瀬はるかさんの演技が光る。最後には、以前にくらしの法律事務所が関わったホストの黒丑がやって来て、テーブルの上に置いた資料(これは麗子に依頼されていたらしいが)には目が留まった。『篠田敬太郎に関する調査』と題されていて、そろそろ篠田は何者なのかの件が明らかになって来るのかと少々期待感がある。
喧嘩していても息ピッタリなところが面白かったです。お互い特に何も言っていないのに、恋人のふりをして手をつないでお店に入ったシーンはすごいなと思いました。剣持麗子がまさかカップラーメンの作り方を知らないとは思いませんでした。あんなに食べるのに、作ることは全く自分ではしないんだなと思いました。完璧主義にも見えたので、仕事以外は全く関心ないのかできないのが少し意外でした。また篠田敬太郎が自分のことを堂々とミステリー作家の卵ですと言い切ったところも面白かったです。しかし警察を避けているとはわからなかったです。今までも刑事さんとは普通に話していると思っていたけれど、話すのと警察署に行くのとはまた違うのかもしれないなと思いました。剣持麗子が篠田敬太郎のことを調べていたので、これから詳しくわかると嬉しいです。
パーティーでの殺人でしたが、会場を真っ暗にした所がかなり違和感で、スピーチしていた社長の方が怪しいと思ってました。そこでは篠田はミステリー好きとして剣持は弁護士として仕切ってましたが、あまりそこでは進展がなかったですね。今回は紗英が、暗い所から出入りしたカーディガンの女性の顔覚えていたり、重要な点を記憶していた所から紐解かれていきましたが記憶力抜群ですね。篠田の交換殺人という言葉は、言われてみればしっくり来ました。ミステリー好きなら、アリバイがあるとありがちですから。ただ、その後の展開が随分早く、篠田達の想像だけで決めつけ、熱帯魚店の女性や会社の社長に詰め寄ってましたが、二人が供述しなかったらどうなっていたのか。正直画像が回る映像に最後はよってしまって、めまいしながらも見てましたが、社長の本心は一緒に立ち上げた友人への嫉妬なのは理解はできました。あっさりした展開に解決は勿体ないですね。
第6話「開始1分で犯人が分かる!?遂に明かされる篠田の正体は…」:5月16日放送の感想・一部ネタバレあり
今回の事件は、淡々と解決に進んでいるようでしたが、その事件の真相は、神父の心へと向かっていて、なかなか奥が深い内容になっていたなあと思いました。印象に残ったシーンは、ラストに麗子が篠田を呼び出して、教会の一室であなたは一体何者なの?と問いかけて終わるシーンが次の展開を期待させるものでした。麗子に問われた篠田が、真顔になっていて、カメラの映し方で、片目しか映っていないところが、ますます謎を深めている感じがして良かったです。容疑者の母親が登場したシーンでは、いかにも気の強そうな女性のはっきりした冷たい感じの言い方もキャラクターに合っていました。
森が信長を刺したのに、窓が開かないのはとても不思議で、助けを呼んだ人物が剣持と繋がっていた森は不運でしたね。それでも、そのままやってないと剣持に話してましたが、剣持は森が犯人だと知った時どうなるのかが見応えがありました。神父の過去で、神父が全部計画した事だとすぐわかりました。動機はやっぱり渋滞の原因ですよね。どうやってドアを開かなくさせたのかは、棒を傾けただけで拍子抜けで、指輪がなくて茶筒を探した事も謎でした。指輪を飲み込むのもかなり無理な気がしました。神の前だからと神父は自白してましたが、その場面は想像通りで一番の見どころは、剣持が森の弁護はできないと突っぱねた所。母親にも会社の為にも息子の事を嘘偽らず公にした方がいいと話した事は今までの剣持らしくないと感じました。その提案に乗った母親も良かったですね。復讐から殺人をさせ森も逮捕させる手法はミステリーでよくある内容で篠田視点だとわからないのかなとも思いました。
今回は剣持麗子がちゃんとご飯食べれていて安心しました。森川紗英が持ってくるはずだったマグロをお迎えする準備が完璧ですごいなと思ったら、マグロがツナになって面白かったです。また篠田敬太郎がやっと密室トリックが完成したと説明する気満々だったのに、剣持麗子も必要ないとバッサリ言って、ビニールひもが伸びて伸びてのシーンもクスッと笑えました。骨つき肉かじっているところはとても美味しそうでした。しかしまさか篠田敬太郎がすでに死んでいる人の名前だったとは驚きました。だから警察を避けているのかと納得はしました。神父の木下雄一郎は証拠がないので黙っていれば隠せたのに、神の前だからか正直に話せてよかったです。自分の子供が喘息の病気で亡くなったとはいえ、渋滞にならず病院に行けていたら助かったかもしれない、その渋滞を作った張本人と偶然にも一緒に過ごしていた相手だとわかった時、動揺しすぎてどうしたらいいかわからなくなる気持ちはわかりました。剣持麗子は、嘘ばかりつく森蘭丸を真相がわかっても、もみ消してそのまま弁護するのかと思ったけれど、公表した方がいいことと弁護降りることを言うちゃんとした弁護士だったので、いつも口が悪い分嬉しかったです。嘘をつく依頼人だけは弁護できないのは、どっちも命懸けだからなのかなと思いました。
今回、冒頭で殺人事件の犯人を視聴者に明かしたのを観て、古畑任三郎が頭をよぎった僕だけではないはず。でもそれは、、蘭丸に信長を殺すように仕向け、仮眠室を密室にした人物がいたからだったんですね。その証拠が何もない中で、その人物にとって、法廷よりも嘘をつけない場所で自供させるとは見事でした。それにしても、篠田敬太郎という人物が別にいて、すでに故人となっているというのはかなり衝撃的な事実でした。本当に彼は何者で、篠田敬太郎になりすまし、警察を避けながら何を目的としているのでしょうか。栄治はそれを知っていて、その上で麗子に彼をたのんだのでしょうか。『予告殺人』と『鏡は横にひび割れて』を彷彿とさせる事件が起きるらしい次回でそれが明らかになるのか、その先にどんな展開が待っているのか。楽しみです。
今回の事件は前回までと違い、殺害犯が最初から明らかになっていてインパクトがあったと思う。実行犯の蘭丸が、自分が犯人だと決定づける証拠となる信長の指輪を、警察や麗子たちの目に触れぬよう様々な場所へと移すが、最後には自分で飲みこんでしまう、そしてそれを言い当てる麗子と篠田のコンビもなかなか良かった。しかし、今回圧巻だったのは、真犯人が捕まって終わりだと思っていたところ、さらにその奥があったこと。真犯人逮捕で終わっていたら何ら目を惹きつけられることもなかったろう。実行犯の蘭丸を陥れた存在があったということにハッとし、この展開は面白いと感じた。
第7話「同時多発事件!事件は全て事務所で解決!?正体は〇〇の中に…」:5月23日放送の感想・一部ネタバレあり
感動的というか、心にグッとくるシーンが2つありました。1つ目はラストシーンです。篠田が偽名で、得体の知れないまま、本人が話し出すまで待つスタンスを取る麗子、さらに「篠田は雑用係ではなく、助手です」と啖呵を切る麗子、これに感じ入り、自分が何者なのかを麗子に明かした篠田、篠田の行動にも驚きましたが、2人の絆が強固になっている様子に感動でした。2つ目は「ひぐま食品社食脅迫事件」の犯人たちを前に、「あなたたちを訴えます」と激怒した社食責任者の小野に対して、サービス残業などブラックな点を突いて従業員側の立場に立った津々井の心揺さぶられるような演説は琴線に触れました。
本回は津々井先生の良さが出ていた。セクハラの件でも労働環境の件でも、自分の信念を持っている津々井先生が見れて意外だった。(小説では見られなかったので)また、1話の中で複数の事件を取り扱っていたにも関わらず、内容が複雑すぎることなく分かりやすかった。事件ものだと、1話完結でないことが多く、毎回視聴するのに疲れてしまうこともあるが、本ドラマは単発で事件が完結して面白い。また、単発事件だけでなく「篠田の正体」など作品を通して謎が解決していく部分もあるのが良い。本回のように、次回を想像させる剣持と篠田のやりとりを最後に持ってきたのも良かった。
今回は、見ているこちらも混乱するほどに依頼がゴチャゴチャしていた印象でした。ただでさえ津々井先生の痴漢疑惑が衝撃だったのに、食堂に対する脅迫だったり、後妻業疑惑だったり、さすがに今回ばかりは麗子が可哀想に思えてきました。と同時に、最終的に終わってみれば、麗子は全て計算済みだったかのように問題なく解決していて、改めて麗子の凄さも感じました。ただ、津々井先生の件と食堂の件は、色々と裏事情もあり見ていて感じるものがありましたが、後妻業の件は、本当にただの騒がせのような感じだったので、一体何だったのだろうと拍子抜けしました。
元上司、津々井先生が思ったより出来たお方と思っちゃいました。痴漢の冤罪を掛けられ部下たちにはおたふく風邪だとごまかして会社を休んでいたのは笑えました。麗子が一番頼りになると思ったのかな。舞台がほぼ麗子の事務所でしたが、麗子の仕事1年目の話とかは笑えました。今とほぼ同じ、よく面倒見てくれてたと感謝すべき。篠田が最初は何者か言いたくないと言っていましたが、ラストには隠していたいくつもの身分証を出して殺人犯だと言ってたので興味しんしんです。次週予告では栄治も登場してたので真相が早く知りたいです。今回も登場したけどホストの信玄もまた出て欲しいなぁ。
篠田が頑なに警察を避けていた理由がいよいよ明らかになりましたね。ずっと隠してきていたのに麗子に打ち明けたのは、麗子が篠田という名前や過去にとらわれずに、今目の前にいる篠田を信頼していることが篠田に伝わったからだと思います。ここから篠田の過去が明らかになることで、栄治の事件に繋がっていくのかが気になります。それにしても麗子の行く先にはよく事件が起こりますよね。事件が起こるところに麗子が行っているのか、確かに筒井先生が麗子に対していつも嫌味で言う「探偵事務所」というのもあながち間違っていないと思います。
第8話「遂に最終章!殺人犯篠田の過去は…!?遺言状事件再び勃発」:5月30日放送の感想・一部ネタバレあり
ますます面白くなってきました。『誰の死体?』をなぞらえたような西園寺家の一件は、紗英も言っていましたが「醜い」の一言ですね。それにしても、麗子もやりますね。自分の力だけでは不足と考え、警察を動かすために篠田(本名が明かされましたが、敢えて篠田で)を逮捕させるとは。さらに、津々井に頭を下げ、自らの事務所を畳む条件を飲んでまで、栄治の遺言を果たそうとするとは。栄治は知っていたのですね。知った上で、篠田敬太郎を名乗ることなどを提案し、匿うことにした。まあ、二人の出会いであるあの場面を思えば、殺人を犯した人間が、何もかえりみず人助けをしたりはしないと思うかもしれません。何より篠田本人が「やってない」と言っていますし。とはいえ十ヶ浜の強盗殺人事件について、篠田が知っていることからすると、形勢はかなり不利です。いかに鋭い観察力と洞察力を持っている麗子だとしても。篠田の無実を証明し、真犯人を見つけることが出来るのでしょうか。
篠田は強盗殺人事件を起こす人間ではないですね。犯人なら面会の時にバカバーカなんて事を面会相手に言いません。それにそんなことをしながら、ミステリー好きで事件に首を突っ込んでいたなんてとても考えられません。西園寺の事件も篠田も現場に行き一緒に麗子と捜査したので、篠田の事は警察に言わないのかとも思ってました。でも西園寺の事件はあっという間に西園寺の思惑通りに行き一件落着。にしてはまだ早い時間。まさかと思ったらそのまさかで、麗子が篠田を警察に突き出したことは意外でした。それは篠田の先を見込んでの事だったんですね。よく考えられた手法で、しのだをたのむ。との遺言状の効力は絶大です。篠田の事ももう麗子は信用しているのでしょう。
今回の事件では単純な遺産相続のもつれかと思いましたが、ひとひねりあって面白かったです。ドロドロしていなかったので返ってよかったかなと思います。久しぶりの石垣佑磨さんが見られたのも嬉しかったです。そして謎だった篠田が、過去の事件に巻き込まれて逃げ回っていることがわかり警察に引き渡したのも事件を再捜査させるためだったが、その行動から篠田を信じたという栄治に対する麗子からの信頼を強く感じました。麗子はやっぱり『元彼の遺言状』から逃れられないのだと感じました。最初の事件以来姿を見せなかった富治が再び登場したのも何か意味があるのかと思いました。
前回もですが、篠田が自分のことを言って来るまで待つスタンスの麗子が、今回に至っては、下げたことのない頭まで彼のために津々井に下げた場面にシビれました。また、自分の欲がはいる条件付きながら、津々井が麗子の提案(篠田の身元請負人になること)を受け入れてくれたことにも少々感動でした。今回も事件が同時進行で展開されますが、西園寺製鉄社長失踪事件では、息子たちが親のことを心配するのではなく、親の遺産ばかり心配している様子、これを目の当たりにした社長の気持ちを考えると可哀想でなりません。最後には社長が息子たち2人に遺産を残すと記しておいた遺言状を、彼らの目の前で破り捨てる場面はスカッとしました。またもう1つの方、篠田が殺人犯にされている事件、「麗子、本気」とも言うべき様子で、このドラマのクライマックスに入って来た感がヒシヒシと感じられました。
篠田が殺人犯として追われていることが分かりましたが、本人はやってないと言っているので良かったです。富治も登場したけど、なんだか意味深な雰囲気がしました。栄治の方が好き。生田斗真さんキャラ使い分け上手だなぁ。前半は会社社長の思惑もあり遺産を争う兄弟の見極めみたいな感じでしたが、両方ともうまく使えばいいのにと思っちゃいました。今回はいつも協力してくれるホストくんが一瞬だけしか登場しなかったので切なかったです。津々井先生にラストは頭を下げていて麗子もなかなかいいところあるとなぁと思いました。篠田を冤罪から救うために頑張ってね。
第9話「最強バディ最後の事件へ…篠田の冤罪を晴らせる!?港町に隠された悪意」:6月6日放送の感想・一部ネタバレあり
篠田の話を聞く限り、何か変な事件としか思えませんでした。突然眠くなる。急に人がいなくなる。導かれて船で逃げ出す。殺したのは一人だとしても周りの人様々な人間が犯人の手助けをしているのは一目瞭然。それはやはりそこに居なければ島のみんなが困ってしまう診療所の高瀬先生が犯人で決まりかな。と思ってました。たた、最後になぜ殺されたのか。篠田が疑われた事件の真犯人は高瀬先生で、麗子達が真相に迫ってきたので、先生を殺したとしか思えません。一番怪しいのは、麗子、篠田の動きを一番知っている旅館の亀田だと思うのですが、どうなんでしょう。その旅館で麗子と筒井先生達四人がカニを食べていたシーンは、みんなが楽しそうでそういったシーンが沢山入ってくるのでそこも最近はドラマの楽しみとして見ています。
とうとう篠田(田中)が巻き込まれ、殺人犯にまでされた事件の着手で、大詰めを迎えた感がヒシヒシと感じられました。小笠原仁美殺人は高瀬医師が行い、そのことを十ヶ浜町のすべての住人が協力して隠していると思えた展開でしたが、最後には高瀬医師が遺体となって発見され、予想を裏切られました。一縷の望みとなった桜林のおばあさんも痴呆症のようで、手掛かりが消えてしまったように見えても、ラストシーンでは、麗子の「この勝負、勝つわよ」との力強い言葉、そしてそれに反応するかのような篠田の「はーいっ」と気合を入れる様子には心湧きあがるような気分でした。麗子と出会った当初とは違い、麗子を信じ切ったような篠田、何事も篠田のことを待ってあげている麗子、この2人の絆を感じます。
勝村さん演じる刑事のイメージが、ガラリと変わった回でした。これまで、この刑事は、篠田の素性に勘づいていてハメようとしている、よく居るような嫌な刑事なのではないかと感じていました。でも、麗子と篠田が島を訪れて住民説明会に現れても大目に見てくれたし、島の医師が殺害されたという連絡も、しっかりと麗子にしていたし、だからといって篠田をおびき寄せるとか、篠田に嫌な目線を向けるなどの不快に思うような態度も無くて、最終回を目前にして、ようやく信用できるようになりました。このまま最後まで、二人のことを助けてあげてほしいと願いました。
港町へGOした麗子と篠田でしたが、旅館での食事が毎日豪華で羨ましかったです。今回は6年前の篠田の巻き込まれた事件の真相追求をがっつりしていたので見ごたえがありました。6年も経っていたら証拠見つけるの大変そう。街の人たちも当時の被害者に恨みを持っている人が多くてこの事件には触れたくない感じだったし、みんなが怪しく見えました。成海璃子さん演じるレストランのスタッフも意味ありげな態度だったし気になりました。事件のカギ握る町医者がラストで殺害されたのでまた振りだし感がありますが、次回予告では真犯人が分かったみたいだったので真相が楽しみです。津々井先生がバカンス兼ねて仕事を手伝いに来ていて笑えました。サエとも仲良くなっていたしいいコンビになるかも?
またしても篠田のために頭を下げる麗子がとてもカッコよかったです。そんな麗子を見る篠田の表情がまた何とも言えなくて、このドラマであらためて大泉洋さんの演技力を見せつけられています。唯一の証人が亡くなってかなり厳しい裁判になりそうでしたね。この状況に覚悟を決めて麗子に最大限の感謝の気持ちを伝える篠田の言葉一つ一つに胸が熱くなりました。そんな篠田の話を聞いていたのか、いなかったのか、全く触れずに「絶対に勝つ」そう言い切る麗子のあの表情がたまらなく素敵でした。麗子なら絶対に大丈夫!そう思わせてくれるエンディングが良かったです。
第10話「ついに完結!篠田の冤罪は…最強バディの行く末」:6月13日放送の感想・一部ネタバレあり
篠田に対する麗子のアツい思いが本当に感動しました。裁判の時も、現場のレストランでもなんども麗子は、篠田の6年間を奪ったって、透明人間にしてしまったって言っていたけど、本当にそのとおりだなって感じます。篠田が今までお給料をもらわずに働いていたのは、名前が偽名だったからなんだなって納得したし、いつもは明るくなんでもないように振舞っていた篠田だけど、やっぱり無実の罪を着せられた逃亡生活は、想像ができないくらいに悲しくて辛いものだったんだろうなって思います。それにしても紗英さんと津々井先生は、孫とおじいちゃんみたい。
十ヶ浜町の住人全員が協力して殺人を犯した高瀬医師をかばい、隠蔽工作していたとの真相は予想できていましたが、麗子がどこからこの隠蔽工作を切り崩すのかは見どころでした。また、「つまり高瀬先生は必要な人間で、篠田は必要ではなかった」という内容の言葉から始まる麗子の迫力のある、住人に対する発言はシビレました。また、裁判で嘘をついている滝沢美月に面と向かって「一人の人生がかかっている」から始まる言葉の数々も胸を打ちました。まるで法廷に出席している者、裁判官や裁判員、傍聴席の人たちまでラポールを築いたような空気感が感じられました。無罪を勝ち取った瞬間の、篠田の涙ながらに「あれ?あれ?」と連発する、声にならない声も非常に良かったです。
コメディだと思っていたのに今回は麗子の「必要ない人間なんかいない」に感動しました。必要のない人間だから、加害者にしたてて良いなんて許されません。タイトルの元彼の遺言を守って篠田を守ってくれた麗子がとてもカッコ良かったです。そして、そばが美味しそうでした。暑くなってきたから、皆で食べてるそばが羨ましい。ラーメンも焼きそばも美味しそう。やっと篠田が無罪になって本当の人生が歩けてこそ、バディだと思うから良かったです。
まさか殺人現場にいた全員で隠蔽し、篠田敬太郎を犯人にしていたとは驚きました。小笠原仁美を刺したのは高瀬であり、町に医者がいなくなっては困るから必要だからと言って、身寄りのない篠田敬太郎に罪を着せてもいいなんて、本当に安易な考えで私も腹が立ちました。剣持麗子がハッキリガツンと言ってくれて少しスッキリしました。高瀬先生はてっきり真犯人に殺されたのかと思っていたので、自殺というのも驚きました。また剣持麗子がまさか裁判したことがなくて、あの余裕はすごかったです。いつも気になるのは食べ物のこと、それをツッコむシーンが面白かったです。ハラハラしましたが、無罪になって本当によかったです。
全話見ています。今回は、篠田の過去の事件の真相を視聴者に考えさせながら、丁寧に描かれていて、とても目が離せなかったです。裁判のシーンでは剣持先生の話術や動作などがとても魅力的でした。篠田は、過去の事件から逃げるために、6年の間、透明人間のような生活を送っていたことなどかれの人生の尊さを剣持先生が話していた時には、心が熱くなりました。元彼の遺言の意味が分かり、そのことを成し遂げた剣持先生は晴れやかな気持ちになったと思います。
第11話最終回「麗子失踪編!事務所に残された篠田の推理が冴える?!」:6月20日放送の感想・一部ネタバレあり
先週が盛り上がっただけに、最終回らしくなかったです。軽い事件だったと思う。しかし、今回は麗子が篠田をこっそりと助けていたのが分かって、やっぱり麗子がカッコ良くて、展開には満足です。喧嘩できるのは仲が良いと言えるし、強い絆ができたと納得。最終回はケーキで、それも一人一個のホールケーキ食べてました。観ていたらやっぱりケーキ食べたくなります。推理だけでなく、食べ物も楽しめていたから、終わってしまって残念です。続編を希望しています。
最もインパクトが大きく、ハッとしたのは、麗子が収容所に入っている理由が分かった時でした。序盤から、なぜ麗子は収容所にいるのかと疑問でしたが、篠田が詐欺に遭ってしまっているのを解決するために、人知れず陰で動き、問題を起こしてしまったと分かった時には、口は悪いけれども、彼女の篠田を大切に思う気持ちが胸を打つほどわかり、感動的でした。本線の3億円事件に関しても、事件の実行犯3人が共謀していた点、その理由、および経緯が明らかになると、予想外で少々驚きました。
今までの事件と比べるとちょっと最後の事件は拍子抜けしてしまうものだったけど、みんなが仲がいいってことが分かったし、麗子が篠田のことになると居ても経ってもいられなくなってしまうのが可愛いですね。そして紗英さんに関しては、情報を集めてくる能力だけは一流だし、事務仕事に関しても一流だから、麗子に頼んで、探偵の助手をやったほうがいいと思いますね。ただ動機の部分は推理出来ていて、あとはぶん投げても犯人が自首してくれるんだから、なんとか探偵やっていけるかも。
篠田は今までの経験をもとに小説を書きますが編集者に古くさいと言われ続けていたのに自費出版の詐欺にまんまとはまってしまいました。鋭どく切れる頭脳を持っているのに何と間抜けなことだと感じました。しかし麗子が身を張って篠田を助けようとしていたのには驚きました。いつも厳しい口調で篠田に話しをするのにかけがえのない家族のような存在になっていたのだと実感しました。紗英を加えたトリオは皆が個性的で推理も楽しかったです。
長いエピローグみたいなものだったのでしょうか。面白かったからいいですけど。篠田敬太郎をペンネームにするとはいいアイディアだなと思いましたね。実は富治は栄治なんじゃないかと思っていましたが、そこまで複雑な話ではありませんでしたね。深読みし過ぎました。見間違えでなければ、出版社の編集者としてアルコ&ピースの平子が出ていましたよね。なかなかいい味が出ていました。嶺村議員の秘書の一人として三倉茉奈が出演していたのが個人的には嬉しかったです。消えた三億円事件。容疑者だった秘書三人ともが全員が犯人だったのには少し驚きました。麗子が警察に拘留されていたワケは、出版詐欺に遭った篠田のためでした。紗英が肩代わりした三百万円も「身内の借金だから」ということで麗子が返済。ということは麗子は遺言状を破いてくしゃくしゃにした後も「しのだをたのんだ」を果たしていたのですね。そしてきっとこれからも、そうしていくのでしょう。そんな風に感じさせる最終回でした。
「元彼の遺言状」の原作情報
ドラマ『元彼の遺言状』はミステリー作家・新川帆立の同名小説が原作です。
小説『元彼の遺言状』は宝島社主催の2021年「第19回『このミステリーがすごい!』大賞」の大賞を受賞しています。
新川帆立さん自身がこの賞を受賞した時、現役弁護士。緻密に練られたシナリオは法律を熟知しているからこそ。キャラ設定や、事件のアプローチ手法は斬新!満場一致で大賞に選ばれたそうです。
新川帆立さんの2022年4月8日発売の最新作「剣持麗子のワンナイト推理」はこちら