2022年1月9日(日)から放送が始まった小栗旬(おぐり しゅん)さん主演NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。三谷幸喜さんが脚本を務めることでも注目を集めていますね。
こちらの記事では『鎌倉殿の13人』の第1話から最新話までの見逃し配信/フル動画を無料で視聴する方法を紹介していきます。
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目次
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』見逃し配信/公式フル動画を視聴する方法
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大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の出演者・キャスト
鎌倉殿の13人の出演者・キャストをご紹介します。
北条一族
- 小栗旬 /北条義時
伊豆の若武者(主人公) - 坂東彌十郎/ 北条時政
義時の父 - 片岡愛之助 /北条宗時
義時の兄 - 小池栄子 /政子
義時の姉 - 宮澤エマ/ 実衣
義時の妹 - 宮沢りえ /りく
公家・牧宗親の妹。時政の後妻。 - 田中なずな /くま
りくの侍女
源氏・奥州
源氏
- 大泉洋 /源頼朝
鎌倉幕府初代将軍 - 菅田将暉 /源 義経 (九郎)
天才軍略家 - 太田恵晴 /千鶴丸
頼朝と八重の息子 - 野添義弘 /安達 盛長 (藤九郎)
頼朝の従者 - 江口のりこ /亀
頼朝の愛妾 - 迫田孝也/ 源範頼
- 金子大地/ 源頼家
頼朝の嫡男 - 南沙良 /大姫
頼朝の愛娘
鎌倉
東国源氏
信濃
- 青木崇高 /木曽 義仲
頼朝のライバル - 秋元才加 /巴御前
義仲の愛妾 - 市川染五郎 /木曽義高
義仲の嫡男、大姫のフィアンセ
甲斐
平泉
奥州
坂東武士
伊豆・伊東家
- 新垣結衣 /八重
義時の初恋の人。伊東祐親の娘。 - 浅野和之 /伊東祐親
義時の祖父 - 山口祥行 /河津祐泰
伊東祐親の長男 - 竹財輝之助 /伊東祐清
伊東祐親の次男 - 梶原善 /善児
伊東祐親の下人 - 芹沢興人 /江間次郎
伊東祐親の家人 - 坪倉由幸 /工藤祐経
伊豆の武士 - 高岸宏行 /仁田 忠常
伊豆の武士 - 吉見一豊 /堤 信遠
伊豆の実力者
相模国の武士
- 佐藤B作 /三浦義澄
三浦党の惣領 - 山本耕史 /三浦義村
義時の盟友 - 横田栄司 / 和田 義盛 (小太郎)
義澄の甥 - 國村隼 /大庭 景親
坂東の大物 - 山口馬木也/ 山内首藤 経俊
相模の有力武士 - 阿南健治 /土肥 実平
相模の豪族 - 中村獅童 /梶原景時
武蔵
- 中川大志 /畠山 重忠 (次郎)
武蔵の若武者 - 佐藤二朗 /比企 能員 (藤四郎)
武蔵の有力武士 - 堀内敬子 /道
比企能員の妻 - 草笛光子 /比企尼
頼朝の乳母
上総
佐藤浩市 /上総広常
下総
岡本信人 /千葉常胤
京・朝廷・平家
朝廷
- 西田敏行 /後白河法皇
日本一の大天狗 - 鈴木京香 /丹後局
- 矢柴俊博 /平知康
- 山崎一 /牧宗親
りくの兄
平家
- 松平健 /平 清盛
平家の総帥 - 小泉孝太郎/ 平 宗盛
清盛の後継者
頼朝の協力者
市川猿之助/ 文覚
謎の僧
- 大野泰広/ 足立遠元
- 新納慎也 /阿野全成
- 米本学仁 /工藤茂光
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大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放送概要と再放送情報
鎌倉殿の13人の放送概要はこちら!
NHK大河ドラマ
『鎌倉殿の13人』
2022年1月9日〜
毎週日曜
総合:20:00〜20:45
BSプレミアム・BS4K:18:00〜18:45
公式HP>
公式Twitter>
公式Instagram>
wikipedia>
スタッフ
【作】
三谷幸喜
【音楽】
エバン・コール(Evan Call)
【ロゴ】
佐藤亜沙美
【語り】
長澤まさみ
【3Dマップ】
シブサワ・コウ
再放送情報
再放送
NHK総合:毎週土曜日
午後1:05〜1:50(13:05〜13:50)
NHK BS4K:毎週日曜日
朝8:00〜8:45
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の感想
鎌倉殿の13人放送前の感想や見どころ
特に小池栄子演じる北条政子が、今まで小池政子がなぜいなかったのかと思うほどしっくりくるキャスティングだと思いました。むしろ年齢的にも今が最もこの役に相応しいといったところでしょうか。風貌、キャラクター、どこを取ってもぴったりだと思います。大泉洋扮する頼朝とのシーンがどのように展開されるか楽しみです。大泉洋さんは真田丸のときもしっかり者の妻役の吉田羊さんととてもいい夫婦役を演じておられたので、そういう関係性がうまくはまる方なのだと思います。
【見どころ】
近年、大河ドラマは戦国時代と近代の繰り返しだったので、まず鎌倉時代というのが新鮮です。三谷幸喜氏の脚本であれば、独特のウィットに富んだ台詞回しでドラマがテンポよく進み、ぐいぐい引き込まれていくことは間違いないと思います。三谷作品おなじみの顔ぶれも多く、安心して見られると思うので、今からとても楽しみです。
40代女性
大泉洋さんと小池栄子さんが夫婦役を演じるということで、番宣でも楽しくトークしていたのでどんな夫婦になるのかとても楽しみになります。また、ナレーションを長澤まさみさんが担当するようで、今まで演者として見てきた女優さんなので、楽しみの一つになりました。新垣結衣さんも大河初出演というのも話題性があり、あまり時代劇では見た事がないのでどんな演技を見せてくれるのか期待しています。
【見どころ】
脚本が三谷幸喜さんということで、ストーリーの展開が予測できない部分やどんなところにコメディー的要素をプラスしてくるのかが楽しみになる感じで1分1秒見逃すことが出来ないドラマになる感じがします。また、出演者の豪華さにも驚かされ、主演の小栗旬さんがどんな北条義時を演じていくのかもとても期待したいと思っています。
50代女性
久しぶりに面白そうなタイガドラマになりそう駄。やはり戦乱や時代の節目に関するドラマが良いようだ。特に源平の入れ替わりと言う大転換期の話は面白いのではないか。一つ気になったのはキャストに大泉洋が起用されていることだが、彼のキャラクターが時代劇に合うものか疑問だが、彼の新しい時代劇での能力に期待したい。
【見どころ】
日本の転換期ともいえる鎌倉幕府の成立を扱ったドラマであり、日本の成り立ちが理解できる番組になる。三谷幸喜の脚本ならば面白いに決まっている。時の政権も生みの苦しみを必ず伴うもので、鎌倉幕府も長く続いた平安時代の終わりを告げる戦乱を経て誕生したわけで、明治維新までの武家政治の幕開けとなるものとして興味深い。
60代以上男性
三谷幸喜脚本ということで、どちらかというと重いというより適度に軽いエンターテインメント性の高い大河ドラマになると思うので、重苦しい雰囲気が漂う令和という時代に観るに相応しいと思います。相変わらずタイトルのネーミングも絶妙で、鎌倉殿とは将軍のことですが、彼をどういう個性あふれる面々が取り巻くのだろうと思わせてくれます。小池栄子の北条政子役はピッタリのキャスティングです。
【見どころ】
平安鎌倉期はあまり馴染みのある時代ではありませんが、朝廷から武士へと権力が移行していく日本史においてかなり重要なポイントとなった時代です。脚本は三谷幸喜なので、彼がこの時代をどう彩るのか楽しみで、きっと成功すると思います。キャストはさらに期待を抱かせる顔ぶれで、特に注目すべきはほぼテレビに馴染みのない歌舞伎界の重鎮・坂東彌十郎。彼が主人公である北条義時の父として重要な役をどう演じるのか見ものです。
40代男性
第1話「大いなる小競り合い」:2022年1月9日放送の感想・一部ネタバレあり
歌舞伎役者の坂東彌十郎さん演じる父上は存在感も抜群で、なおかつコミカルな演技もお茶目で今後の活躍に期待したいと思いました。当初、大泉洋さんの源頼朝への配役は意外であり、どのように頼朝を演じるのか気になっていましたが、すっかり独自の頼朝像が出来上がっており、違和感なく受け入れることができました。男臭い武士の社会の中で、小池栄子さん演じる北条政子や新垣結衣さん演じる八重といった女性達の存在は、非常に重要だと思いました。二人ともそれぞれ個性のある役柄ですが、これから女性としてどんな風に時代を生き抜いていくのかが大変楽しみです。
30代女性
頼朝の時代でも生活があったと思わせる描き方が面白かったです。義時の姉の政子役の小池栄子さんが、一目惚れした頼朝に、色目を使って誘惑したり、義時の父の時政が、京で美人の妻を見つけてきたと自慢するくだりなど、それらを知った義時役の小栗旬さんが困り果てたり呆れる表情がなんとも良く、生活感がにじみでてました。一方で、流された頼朝が置かれた弱い立場や周りに煙たがれる存在であったこと、そして、平清盛や義経がどのような状況にあるか全体感がわかる説明もあり、複雑な登場人物をしっかりと伝えてくれて、初回として非常にわかりやすい内容で楽しめるました。
50代男性
「真田丸」に引き続き、三谷幸喜監督の大河ドラマだったので楽しみにしていました。政子が頼朝の注意を引こうと蹴鞠をするシーンや頼朝から政子のことを聞かれた義時の返事は面白かったです。「真田丸」同様、会話のテンポが良く一瞬たりとも見逃せないと思いました。平家の世の中をひっくり返すことに現実味を感じられない主人公が今後どうやって頼朝と接近していくのか、子供を殺された八重がどうなってしまうのかは個人的に気になったので、次回以降も見ていきたいです。鎌倉、室町時代はあまり好きではないのですが、史実としてではなくドラマとして楽しめたらいいなと思いました。
20代女性
北条義時の人物像をよく知らなかっただけに平家の治めていた世の中になんの不満もなかったのに情熱家の兄の宗時の勝手な思惑で源頼朝と繋がり世の中を変えていったとは驚かされました。捕らわれて監視されている不遇の頼朝のイメージだったのに憎い相手である伊藤の娘の八重とイチャイチャしていたとはビックリで、更に義時の姉の政子ともイチャついてしまう呆れた諸行にはイライラさせられ、八重を密かに想う義時の心中は複雑だと感じられるのに、頼朝を助けてしまう行動を命懸けでする度量の大きさには感心させられ、逆に歴史上名前が大きく伝えられる頼朝は品の有るように見せかけたダメンズだなと思いました。
30代男性
NHKの大河ドラマと言えば、これまでは重厚な感じがしていました。 特に時代が古いものはそんな風に思っていましたが、 『鎌倉殿の13人』は重厚というよりも軽妙という方がいいような感じで、 良い意味で、ドラマが進むにつれて観ているこちらの肩の力が抜けて行きました。 それにしても、源頼朝の大泉洋は顔が「頼朝顔」だ!と笑ってしまいました。 登場人物の中にいたお笑い芸人「我が家」の坪倉が体をぼりぼりと掻く様子は、いかにもと感じました。 政子を演じる小池栄子の達者な演技も楽しく見ることができました。 これからのドラマの展開が楽しみです。
60代以上男性
第2話「佐殿の腹」:1月16日放送の感想・一部ネタバレあり
源頼朝に翻弄されるみなさんが滑稽でもありかわいそうでもありました。義時が頼朝と政子がふたりで湯河原にでかけたことを知り、行ってきまーすー!と出ていくところは舞台のようで面白かったです。特に今回は彼を今でも思ってる八重がかわいそうでしたね。今回は八重のところにまさか政子が乗り込んでくるとは、かなりの覚悟と根性がないとできないことだと思いました。新垣結衣さんのはかないかわいさと小池栄子さんの気の強い美しさが対比になっているように感じました。いろんな事態が起きているのに義時のお父さんは後妻のことばかり気になっているのはちょっとかわいかったです。
40代女性
北条義時の存在感が徐々に出てきた感じがしました。八重との別れは即ち伊東家と別の道を歩みそれに代わって北条と今後命運を共にする展開になるなと強く感じさせました。政子の自分が頼朝を支えていくのだという強い意識も十分伝わってきて今後激動の時代を頼朝と北条氏は進んでいく事になるなとドラマを見ている人に感じさせてくれる展開のうまさを感じました。ドラマの最後で源頼朝が不退転の決意で今後の事を進めていく自分の理想を義時に語る決意そしてその決意を真剣に受け止めようとする義時の姿に誰しもぜひ続きをみたいというストーリー仕立てになっていていいドラマに仕上がっていると感じました。
50代男性
第1回の放送を見た時は、セリフがあまりにも現代的過ぎて、少し違和感があったのですが、2話目ともなると早くも慣れてきました。また、源頼朝の本心が最後の方で分かり、いよいよ物語が本格的に動き出す気配がして見ているこちらはわくわくしてきました。印象的なシーンは、政子が伊東家の八重を訪ねて、二人で話すシーンです。政子がどういう意図でこういう行動に出たのか分からず、だからこそ想像の幅が生じて、ドラマを見終わった後、あれこれと思いめぐらす楽しさを味わえました。あとは、頼朝の人間観察力というか人を見極める目の鋭さには驚かされました。しかし、彼の生い立ちを考えればそうならざるを得なかったことも十分考えらえるので同時に納得もしました。義時の正直さも良いと思います。みんな頼朝に気を遣ったり、腫れ物に触るような扱いをするのに、義時だけが「(うちから)出て行って下さい」と率直な物言いをしたので、それで頼朝も彼にのみ本心を打ち明けたのでしょう。来週以降が一気に楽しみになりました。
30代女性
非常に印象的だったのがラストシーン。のらりくらりとしている頼朝だったが、実は平家の世に腸が煮えくり返っているようなラストシーンでの発言は印象的だった。また、頼朝の心内を知った上、挙兵の意思に関して、頼朝に「兄にも言うな」と念を押された義時が「はっ」と力強く頼朝に承諾の返事をするのは心がアツくなる。ここで始めて頼朝と義時に厚い信頼関係が結ばれたようだった。この場面以外では、政子が八重に頼朝への想いを断ち切らせる説得シーンは凄かった。一歩も引かない政子が後に尼将軍と言われる男勝りになる片鱗を見せてくれたような気がした。
50代男性
最後まで観終わった後の感想が「うわあ、義時がすっかり頼朝にたらしこまれてしまった!」でした。頼朝が平家を打倒するためには北条の力が必要でそのために政子と縁を結ばねばならないということは、政子に本気で惚れたのではなく政略結婚したいということですよね。「義時、それでいいのか?」と問いたくなりました。八重との縁では伊東を後ろ盾にすることはできなかったから「もう一度会いたい」という八重にも頼朝は会おうとしなかったんですよね。八重は子供を殺されたことを知らないままで格下の従者に嫁ぐのだから不憫でなりません。でも八重はある程度頼朝の「後ろ盾が欲しかった」という真意を見抜いているようですね。八重や政子に慕われるほど頼朝って「いい男か?」と疑問に思います。これは都人効果なんでしょうか。
50代女性
第3話「挙兵は慎重に」:1月23日放送の感想・一部ネタバレあり
冒頭で飢饉があったというナレーションがあったにも関わらず、狩りなどをして生活しているのはなんだか楽しそうでした。いろいろあった頼朝ですが、結局政子と結婚し娘まで産まれていてびっくりしました。父の時政も後妻のりくさんからにおいが‥と言われてしまったところはウケました。平清盛の勢力が増して後白河法皇の権力も薄まってきたタイミングで頼朝の夢枕に出てきたところが怖かったです。後白河法皇の怨念のようなものを感じました。タイトルの「挙兵は慎重に」という通り、頼朝が兵を上げるのにいろいろ思案しているところが印象的でした。それを焚きつけるようにする政子もまたすごいですね。
30代女性
今回はいよいよ源頼朝が挙兵に向けて突き進む過程を描いていたためドラマ自体に緊張感がありました。さらに頼朝の慎重な性格が描かれていたのに少し驚きました。以仁王の令旨が来た時点で挙兵するかと思いましたが、協力者の源頼政の人望のなさに気が付き挙兵を一時見送る慎重さを見せます。今回のドラマで、、かなり冷静な頼朝に対して、挙兵を促す北条宗時や政子の対照的な動きも描かれていました。今回の注目ポイントは北条義時だと考えます。領民の数を推定し、動員兵力を割り出す理論的な側面を持つ義時がいずれ頭角を現す事になりそうな雰囲気がドラマから伝わってきました。
50代男性
平家につく大庭景親と伊東祐親、頼朝に旗揚げしてもらいたい若者たちとそれぞれの密談が対照的でしたね。女性たちも頼朝が決起したいと見抜いている政子に時政に名をあげてもらいたいりく、父の言うなりになるしかない八重と女も色々あるんだという描かれ方でした。八重を北条の館と川を挟んだすぐ近くに住まわせるなんて、そこまで追い詰めたら娘が自殺するとか祐親は考えないんでしょうか。頼朝と政子と娘を眺める八重に満面の笑みで手を振る政子は「何を考えているのか」と言いたいところです。八重の嫉妬が相まって娘に危害が与えられる危険性だってあるかもしれないのに、そんなこと政子は考えないんでしょうね。時政の貢物がいもやきゅうりやなすって「農民同士のおすそわけじゃあるまいし」と突っ込んでしまいました。
50代女性
今回のタイトルは「挙兵は慎重に」と言うことで、以仁王の挙兵の令旨に揺れる源氏の渦中が描かれてました。源氏の棟梁源頼朝を演じるのが大泉洋さん、脚本が三谷幸喜さんとあってこれまでの各話は掴みどころのない作品だと感じていましたが、大事にあたって勢いや場に流されずドライな決断をする源頼朝は本格派歴史ドラマとしての迫力とリアリティが十分で一気に引き込まれてしまいました。個人的に秀逸だったのは新垣結衣さんの演技隣家の団欒を寂しそうに見守る様子は胸が締め付けられるほどのリアリティがあり、史実を踏襲しながらも現代人の感情移入に配慮したこれぞ三谷大河と言える面白い回だったと思います。
30代男性
最もインパクトがあったのは、以仁王と頼政の謀反があっという間に制圧され失敗した後に、時政と義時が御機嫌を伺うために参上したものの、持参した野菜を足蹴にされ、2人が虐げられるシーンだ。2人の悔しさが滲んでいて、腸が煮えくり返る思いだろうが、そこを抑えに抑えている姿が印象に残った。面白かったのは、頼朝が寝ている枕元に現れた後白河上皇。コメディータッチのお笑いカットかと思いきや、このシーンは後に頼朝が言う「大義名分」の一因になると、これは伏線だったのかとの若干の驚きだった。ラストシーンでは慎重に慎重を重ねている頼朝がいよいよ挙兵かと思え、北条家をはじめ源氏側が一体になった雰囲気だった。本線とは別に、女の戦いも少々面白かった。父に命より伊東の下人と所帯を持つ八重が対岸の北条家を心配してみると、北条家では小さな子供と遊ぶ頼朝の姿、それを微笑ましく見守っている政子。政子は八重が自分たちを見ていることに気づくと礼を尽くすものの、最後にはドヤ顔をする点なども三谷幸喜作品らしさが見て取れた面白いところだった。
50代男性
第4話「矢のゆくえ」:1月30日放送の感想・一部ネタバレあり
男性陣が戦に向けて準備を進める中、女たちの動きもそれぞれでしたね。勝つことを前提に、その後に立てる屋敷について考えているりくのどっしりぶりには頭が下がりました。誰も何にも話してくれなかったと怒っている実衣には同情します。政子が何かできるか考えてしまうのは当然だと思います。八重は挙兵をめぐってのキーパーソンになっていましたね。義時が心を許して簡単に打ち明けてしまったことに呆れました。八重の立場からすると父と頼朝の板挟みになってしまうと予想できない義時はダメですね。義時は、八重が頼朝や政子を憎むとは露ほども考えなかったようで女心がわからない人ですね。期せずして八重に利用されてしまった形の江間次郎がかわいそうでした。
50代女性
前回の義時の兵の数の計算には見事だと思ったが、実際には兵がなかなか集まらないので観ているこちら側まで心配になりました。でも、もっと心配になったのは頼朝のメンタルの弱さ。総大将があれでは、命がけで無謀と思われる戦を仕掛けようとしている北条を初めとする人たちが可哀想すぎます。一方、八重の機転はかっこよかったと思います。最初は義時から聞いたことを父にそのまま伝えていたので、伊東佑親はそれも見越して川向うの江間の家に八重を北条の監視役として嫁がせたのかと思っていたのですが、義時の言葉に八重も心を動かされたんですね。その義時の言葉が坂東に生きる民を思う気持ちから出た正直な思いだったのはとても見ていて良いと感じました。この気持ちをずっと忘れずに義時には成長していって欲しいです。最後、義時たちの軍勢の一人が放った矢で始まった源平決戦の戦がどうなるのか。ネットとかで調べればすぐに分かるとは思いますが、ここはあえて調べず次回の放送を待ちたいと思います。
30代女性
義時の話していた頼朝に加勢するであろうとされた人数は3桁を遥かに越える軍勢となるはずだったのに、まさかの親族の寄り合いみたいな集合体となるとはビックリで、それも若々しさは全くなく、平家を打倒すると意気込んでいた宗時と父親の時政にいたっては多い人数と浮かれている姿に呆れてしまい、確かに平家の支配する時間が長かったために戦を忘れているのだなと感じました。頼朝もまだ慕っていた八重が挙兵を止めさせて自分の元に戻そうと画策した行動が浅はか過ぎて悲しく、頼朝と政子が上手くいっていると義時が話しても信じないとは恋の病に陥っているのだなと切なくなりました。義時の説得で八重の情報が情報を提供したことで戦いに挑む事になりましたが、あまりにも少ない人数でどこまでいけるのかと実際に現場に向かった義時の緊張感が高くなっているだけに心配な気持ちになっています。
30代男性
最も印象に残ったのは、頼朝の変わり身の早さだった。思ったように兵が集まらないので、義時が頼朝にお願いする形で頭を下げるように進言すると、そんなことできるかと言わんばかりの頼朝だったが、実際には「お前だけが頼りだ」と上手く何人も言いくるめる姿には義時も唖然としていたが、見ている私も笑えた。平家方についている伊東祐親の娘・八重に「頼朝挙兵」を口にしてしまう義時はやってしまったとの思いで見ていたが、最後には八重が矢文で挙兵すべき時を頼朝たちに伝えるのは注目だった。それから、挙兵の日取りを決める竹御籤の件では、北条時政の妻・りくも結構な策士で面白い人物だなぁと思った。
50代男性
源頼朝のイメージが変わりました。昔のNHK大河ドラマで描かれた頼朝のイメージは、義経に嫉妬する陰険なイメージがありましたが、このドラマでは大泉洋のキャラのせいか、笑える頼朝です。八重に子供を産ませておきながら、伊東祐親ににらまれたせいか、政子にちょっかいを出して、義時に、どちらを選ぶのかと怒られても、ひょうひょうとしているのが可笑しいです。又、平家討伐の挙兵をする気がないと言ってみたり、本音を明かさない掴みどころのないポーカーフェイスの表情にも大泉のコミカルなキャラが、にじみ出ています。4話では、いざ挙兵を決めても、兵が集まらず、頼朝が、土肥、宇佐美らの手を握って、頼りにしていると頼み込むのが、武将らしかならぬ、なりふり構わない姿なので、笑えました。
60代以上男性
第5話「兄との約束」:2月6日放送の感想・一部ネタバレあり
源平合戦がついに始まって、時政が敵を煽るつもりが、逆に煽られてしまっていたところが面白かったです。八重の頼朝への想いが切なくなりました…。後ろにも伊東の兵があり、頼朝の逃げ場が無くなってしまったところはハラハラしました。宗時があっけなく亡くなってしまったのが悲しかったです…。宗時はやたら頼朝挙兵を押し進めていたイメージが強かったのですが、北条の世を作りたいという思いで頼朝を利用していた、ということが分かって驚きました。タイトルの「兄との約束」を果たせる日が来るのか、次回もどういう展開になるのか楽しみです。
20代女性
山木兼隆を倒したとしてもあくまで伊豆の目代を打倒したのみで 平家に対抗できる勢力を確立したわけではない源頼朝にとり 大きな試練が待ち構えるというのが今回のドラマの中心となりました。今回の焦点は歴史的にも有名な石橋山の戦いが詳細に描かれて いたのがポイントだと考えています。またようやく鎌倉殿の13人衆に後になる梶原景時が登場し どんな形で頼朝と出会うのか興味がわいてきました。石橋山の戦いでは、敗北する頼朝。兵力の差を補えず、頼みにしていた三浦一族が悪天候で戦いに間に合わなかった 歴史的な事実をわかりやすく表現してくれている感じがしました。 北条宗時と北条義時の会話は、主役は源氏でも平氏でもなく坂東の武士たちであるという当時の武士の正直な気持ちを非常に適切に表していてると感じました。
50代男性
頼朝に再会した八重さんが嬉しそうでかわいかったです。「そう?」といって家に上がってしまう頼朝も頼朝ですね。。ついに戦が始まり、とても緊迫感ある展開でした。特に時政が相手を挑発しようとして挑発されてしまうところがおや?と思いました。戦に負けて森で身を隠していた頼朝にも夢枕してしまう後白河法皇の執念深さはすごいですね。これは毎週必ず出ることになるのでしょうか。ラストでのお兄ちゃんの死はぞっとしました。1話で子どもを殺した梶原善さんでなおかつ川だったこともあり、その時の恐怖が思い出されました。とてもかっこいいお兄ちゃんだったのにここでの死は悲しくて仕方ありません。
30代女性
毎回、後白河天皇が頼朝の夢に出てくるのが笑えます。もはやミニコント?と思っちゃいます。それにしてもせっかく敵から逃れたのに仲間割れしそうになって、ちょっと頼朝のわがままが過ぎる気がします。あきらかに北条家の力が必要なのに源氏の棟梁というプライドだけでは勝てないのをもっと自覚してほしいです。兄の三郎の本音はなかなか筋が通っていて良かったです。それだけに三郎が討たれたのが残念です。次回は三郎の死の知らせを受けて北条家内にひと悶着ありそうで気になります。八重と今の夫の関係も気になりますが、どう考えても八重の頼朝への想いが強いので言い負けてしまうのでしょうね。予告で政子と八重の対面もあったのでそれも楽しみです。
40代女性
最後は衝撃的な展開でした。終盤までコメディ部分、クスッと笑ってしまうようなシーンもあったので楽しい感じで見ていたのですが、主要人物であろうと思われてた方が亡くなってしまう展開になり、驚きました。少し前のシーンから死亡フラグ的なものたっていたので、まさかね、って思って見てたら本当に亡くなってしまうとは。主人公を奮い立たせる、いい意味でかき乱す存在だっただけに、悲しかったです。戦慣れしていない主人公がうまく描かれていた今回から、次週、死亡したことをうけてどう変わっていくのかが見ものです。今回は戦闘シーンも多く、大泉さん演じる源のコメディ部分とシリアスな部分を演じ分けていたのも楽しめた回でした。
30代男性
第6話「悪い知らせ」:2月13日放送の感想・一部ネタバレあり
少しずつ13人の御家人たちが登場している。梶原景時は台詞はなかったが、存在感は抜群だった。源頼朝の弱さがあまりにむき出しなのが少し気になるが、兄の死を悟った北条義時の覚悟が見えて、武家のトップへの道筋が現れたのを感じた。子どもをなきものにされた八重姫が今後どんな動きをするのか。源頼朝が北条義時のサポートで武士の棟梁へと上り詰めていく未来がしっかり見えてきた回だと思った。後白河法皇の存在を夢枕や幻影でしっかり表現しているのは今後への布石なんだろうと思う。戦は関東だけで起きているのではなく、その後の都での対立にも繋がっているということをよく表現されていると思う。
50代女性
片岡愛之助さん演じる北条宗時が討たれてしまったことを家族である北条時政・義時親子が知ることになるシーンで、悲しみの情が湧いてシリアスな部分も多かった放送回だと思います。そんな中、三谷幸喜さん脚本一流のコミカルシーンの中心を占めていたのは、今までも度々大泉洋さん演じる源頼朝の枕元に立っていた、西田敏行さん演じる後白河法皇でしょう。今回は相模から安房へ逃れる船上で一瞬現れかけた上、敗戦で一時は挫折しかけていたものの、最後に源頼朝がやる気を取り戻して諸将を前に再起の宣言をする時にも現れて大いに笑わせてもらえました。
30代男性
八重の息子が亡くなっていたことが分かり気の毒でした。政子たちに会いに来てたけど、もう自分の幸せを考えて?と思っちゃいます。甲斐の武田のところへ行った小四郎たちですが、父親が心が折れたと諦めたのは笑えました。頼朝を裏切りそうで裏切らない感じもどうなるか興味しんしんです。梶原が見逃してくれたのは意味ありげだったのでどんな伏線があるのかも楽しみです。兄の死が明らかになり、頼朝が仏像を取りに行けと言わなければと改めて感じました。やる気をなくしていた頼朝がせめてやる気になってくれたのが良かったです。今回後白河上皇はちょっとだけの登場だったので残念です。逃げる船の桶の水に映っているって考えた三谷さんさすが。
40代女性
頼朝は相変わらずの我がままのお坊ちゃんで、周りのみんなが頑張ってるのにへなへなしてるのが見ててだんだんイライラしてきます。ただ、それだけに義時や時政たち坂東武者たちの頑張りぶりがかっこよく見えます。今回は特に時政の戦闘シーンにびっくりしました。弓で義時が狙われてるのを知って、刀投げて弓の射手を倒しちゃうし……やるじゃん、父上って感じです。一方、新田殿が伊豆山からの帰りに北条館に寄って頼朝の観音像があったので持ってきてそれで時政と義時が宗時の死を悟るというのはすごくやるせない場面でした。また、八重がようやく千鶴丸がもうこの世にはいないことを知り、今後どのような行動をとるのかが気になります。あと、最後の方、上総広常という人物が出てきましたが、この人物の今後の動向も気になりますね。それから、ドラマ後のゆかりの地を紹介する大河おなじみのコーナーで今回初めて、石橋山で頼朝が隠れていたという洞窟が今も現存していることを知って行ってみたいなと思いました。このコーナーも来週はどこを紹介してくれるのかドラマと併せて楽しみにしています。
30代女
今回最も印象に残ったのは、宗時の死を知ってしまった時の父・時政と弟・義時のとてつもない悲しさを押し殺すような姿だった。そして「三郎(宗時)がやろうとしていたことをお前が引き継ぐんだよ」と義時に言う時政の言葉も身に沁みるようだった。相変わらずおどおどしている様子の頼朝で、負け戦に及び腰になるものの、「もはや佐殿の思いを超えてしまっている」との義時の言葉に「お前たちだけで何ができる、率いるのはわしじゃ」と奮い立つ頼朝の姿も印象に残る。ラストシーンでは今後のカギを握るだろう武者・上総広常の登場には目を惹かれた。また、本線とは別で、戦に大敗した頼朝が部下に自害の仕方のレクチャーを施されそうになるところは笑いを誘うところだった。
50代男性
第7話「敵か、あるいは」:2月20日放送の感想・一部ネタバレあり
ドラマの最後に義経が登場してきてワクワクしましたが、兄の阿野全成も登場しましたね。二人ともなかなか曲者のようで、阿野全成の政子たちを助けようと「風を起こす」と仰々しく印を結んでおいて失敗して「今日は風は起きないようです。逃げましょう」というオチには大笑いしてしまいました。八重にも政子にも心底思われているというのに、頼朝はさっそく浮気をしていて「おいおい」と突っ込みたくなりました。しかも浮気相手の旦那に殺されかけるという間抜けぶりに対し、浮気相手の亀は「ついでに私の夫も殺して」と頼む始末で、見た目も性格も頼朝とお似合いなのかもと感じました。頼朝、戦以外でも色々と運がいい人みたいですね
北条義時たちが、大軍団を持つ上総広常を引き入れようと一生懸命説き伏せているのに、当の源頼朝は、間男になって人妻と遊んでいてなんか真剣味が足りないなと思いました。その情事が、討ち入りから逃げのびることのキッカケになり、なんて、ラッキーな男です。そんな、間抜けな雰囲気なのに、大軍団を率いて遅れてきた上総広常にビシッと言う源頼朝は、さすが、器がでかいです。上総広常は、わざと遅れて、源頼朝の器を計ったという、その駆け引きが面白いです。そして、奥州から、ついに、源義経が登場してきました。劣勢だった源頼朝たち源氏がこれから勢いを増すと思うとワクワクしてきます。
今回のお話では、頼朝が天に守られているという感覚が印象に残りました。頼朝が穴にいた時に見逃してくれた梶原殿も、頼朝側についてくれたらいいな~と思いました。これから先、味方についてくれるように期待してます。今回も八重がかわいそうだと思いました…。八重は報われて欲しいです…。全成が風を起こす!と言って九字を切ったのに失敗したところが笑いました。頼朝はまた新しい女の人を連れ込んでいてちょっと呆れました。でもそのおかげで夜討ちに合わなくて済んだなんて…本当に天に守られているんだな…と実感しました。最後の義経登場でテンションが上がりました!義経も、演じている菅田くんも大好きなので、次回が楽しみです!
何といっても源頼朝と上総広常が対面する場面が最も印象に残った。平家方と源氏方を天秤にかけていた上総が遅参して頼朝の前に現れた時の頼朝の男らしい発言は、いつもの姿とは違い目を見張るようだった。その様子に器の大きさを感じた上総が「これで平家も終わったぞ」と声高らかに叫ぶシーンも沸き立つような思いだった。上総のその考えに至らしめた頼朝の運を味方につけているような姿も凄いと思わざるを得ない。しかしながら、戦の最中で命を狙われているという危険な状態にもかかわらず、気に入った女性・亀と床を共にする頼朝には「いい加減にしなさいよ」と叱ってあげたい気分だった。今回は上総広常を演じる佐藤浩市さんの演技、迫力が光る放送回だった。
今回のお話は、上総介広常役の佐藤浩市さんが渋くてめちゃくちゃかっこよかったです!梶原景時も同じく渋くてなかなかでした。第7話は渋いおじさま方の存在が光ってたおじさま回でしたね。一方の頼朝は、何しとるんじゃいって感じでしたね。何の気まぐれか漁師の妻に手を出して、その夫に乗り込まれ、それに気付いて先に逃げていたのでその後やって来た大庭の味方の夜襲から逃れることが出来て、どれだけ運が良いのだか。そんな頼朝でもやる時はやるんですね。広常と頼朝の対面シーンは観ているこちら側も緊張したけれど、頼朝の堂々たる大将ぶり。結果、広常おじさまが頭を下げる羽目に。義時もさぞホッとしたことでしょう。2万の大軍勢も味方になり、義経も奥州を発ちました。いよいよ平家討伐が本格化しますね。楽しみです
第8話「いざ、鎌倉」:2月28日放送の感想・一部ネタバレあり
源頼朝と武田信義は同じ源氏の名門として 妥協しつつ、どちらが源氏の棟梁として 全国の武士の先頭に立つか激しく争っていたのが ドラマからよく伝わってきました。 また源頼朝は確かに武家の棟梁だったわけですが、 源頼朝と上総広常との宴の席でわかるようにあくまで 坂東武者の協力があってこその頼朝だったのがよくわかりました。 多くの直属の兵を持っているわけではない以上、あくまで 武士たちが平家打倒に立ち上がるからこそ頼朝の存在が 際立ったという事だと考えます。また今回、梶原景時や、畠山重忠などさらに 頼朝の加勢が増えますます頼朝の勢力が拡大してきているのが よくわかりました。
みんなの力を利用しつつ、権力は自分がちゃんと握っている頼朝はやはりさすがです。プライドが高いけど、武田が今度は味方に付くことも見越していたし。それにしても義時の父への言い草はちょっと可哀そう。誰でも良かったって言うのは絶対に本人に知られない様にしてねと思っちゃいました。でもお互いに完全に信頼してない感じが面白いです。義経もなかなか豪快な人物で富士山や海に寄り道していてどうなることやらと思いました。今度は伊東側がピンチですが、八重も殺そうとしている父親は愛がこじれてる気がします。頼朝が気に入らないのは分かるけどもう少しお互いに折れていたらうまく行っていたのにと思います。
いよいよ鎌倉入りを前に多種多様なメンバーで意思の疎通が難しい様子が非常にユニークに描かれていた。先週に続いて義経が登場しているが、自由奔放さと手段を選ばない非道さを合わせもつキャラクターが後々の悲劇を予想させる。武家の棟梁として意識が高くなっている反面、亀の前を鎌倉まで連れてきてしまう頼朝の二面性もよく描かれていたと思う。八重姫と北条義時のその後が非常に気になるラスト。源平合戦をどのくらいの期間で描くのかわからないが、丁寧かつスピーディーなストーリー展開が非常に面白く、次の放送まで興味が強く引き付けられるのは脚本家三谷幸喜氏の手腕だと思う
頼朝の勢力が増えていよいよ戦が本格的になるなと思いました。菅田将暉さん演じる義経の爽やかな笑顔がたまりません!義時がいろいろと頼朝のために奔走して頑張っているのものの、頼朝がわりと自由な行動をしているのが気になりました。でもお父さんが義時に「佐殿に出会えてよかったな」と声をかけたように、彼にとっては人生を大きく変えた人に間違いないと思いました。頼朝が亀と逢びきしているために政子に会えないというのも彼らしいエピソードだと感じました。久しぶりに頼朝に会うためにきれいにしていた政子さん、本当にかわいくて女!という感じがしました。
上総広常を味方につけて、坂東武者たちがどんどん加勢して源頼朝軍の勢いが増してくるのが生き生きと伝わってきます。平家側についていた畠山重忠を快く許し、先陣に立たせたのは、源頼朝が、若武者でかっこいい畠山重忠を先頭で見せることで、優雅に鎌倉入りをするという作戦だと思います。上総広常が先陣を取られて少しむくれて酒を飲みなながら、馬に乗る姿が、面白く描かれてます。源頼朝のうまさが光ったのはこれだけではありません。甲斐源氏の武田信義が、今度は簡単につくと見るや、北条時政でも大丈夫だろうと使者に送る時勢を見る力が凄いです。結局は、北条時政は、武田に会うのが嫌で、飲んだくれていたのですが、遅いと見るや、信頼の厚い北条義時を武田に送り込み、源頼朝軍を短期間に膨れ上げ、手腕の凄さが光った回です。
第9話「決戦前夜」:3月6日放送の感想・一部ネタバレあり
平家軍が逃げ出したのは時政のおかげだった?!たくさんの鳥が飛び立ったのを源氏軍が攻めてきたと勘違いして兵を引いた。という説は聞いたことがありますが、ここは三谷幸喜の時政いじりのようにも感じます。北条親子が特に優秀でなく、人のいい庶民的な人々だったと描かれているのがこのドラマの面白いところ。カリスマ性のある頼朝に惹かれ、いつか付き従うようになるのが無理もなく思われ共感してしまいます。八重が襲われるシーンには緊張感がありました。相手が息子を殺めた善児なのも衝撃。しかし頼朝の子を産んだ娘がここまで許せなかったのかと祐親の心中を思うと重苦しい気持ちになります。現代の親子関係とはもちろん違うので同じように判断できませんが…。どこまでも明るい義経の登場は頼朝には吉事でしょうが、癖の強さを考えると義時の苦労がまた増えたかも?毎回怒涛の展開で目の離せない大河です。
源頼朝から伊東祐親を倒せと命じらましたが、おじである伊東祐親をなんとか助けようと、北条義時が必死になって説得するが、伊東祐親も頑固でなかなか折れずに、切り合いになりながらも、二人の間に戦いたくないという絆のような信頼がとても伝わってきたシーンで良かったです。さらに、三浦義村も伊東祐親を親戚だからと体を張って守る姿がかっこよかったです。源頼朝には会わない約束だったのに、源頼朝を支えたいと頼んできた八重を、政子が心の中では快く思ってないのに、源頼朝の正室としてどんどん構えます。その前の弟である北条義時が必死で八重の願いを聞いてあげて欲しいと懇願した時の政子がヤキモチでブイブイ怒るシーンの次に見るとそのギャップで面白いです。
善児さんが江間さんをサクッと殺してしまい恐怖を感じました。最期まで八重を助けようとしていて愛を感じました。政子が八重をかくまうことに対してめちゃくちゃ嫌な顔をしていたのがすごかったです。ふたりがまた対面して佐殿をお助けしましょう、と言い合う日が来るとは思いませんでした。この二人はまだまだ因縁がありますね。八嶋さん演じる武田がちょっとコミカルで面白かったです。義経が頼朝との再会シーンは感動というか、満面の笑顔の菅田将暉の怖さも表現されているようにも思いました。兄弟の証を何か、と言われて顔!似てる!と言った時はめちゃくちゃ笑ってしまいました。似てないですよね。
殺されかけた八重でしたがなんとか無事で伊東の父も政子たちの口添えで許されたので良かったです。それにしても八重と政子のやりとりもなかなか見ごたえがありました。頼朝を通じての女の友情?が芽生えているのでしょうかね。義時も義時の父も坂東武者と頼朝の間で気を使って大変だなぁと感じました。ただ頼朝も戦いの中で孤独を感じているようで意外だなぁと思いました。義経との再会がありましたが、義経が涙を流して喜んでいるのに頼朝や義時がすぐに信用していないのは笑えました。最後は持参した手紙もあり信用してもらえ頼朝も喜んでいたので良かったです
富士川の戦いの後、頼朝は追討軍を出し一気呵成に勝負を決めたかった。しかし、追討軍を出すことはできなかった。その理由は、兵站が十分に整っていなかったことにある。援軍の将たちのほとんどが、食料の確保が十分にできておらず、追うに追えない状況だったのである。今回の内容は、兵站の重要性に注目した。今までの大河ドラマでは、戦の場面は派手に取り上げ時間をかけて撮影していた。しかし戦をするためには、兵站が整備されていなければ始まらない。地味なことではあるが、腹が減っていては戦えないし、士気も上がらない。今回は、視点を変えてくれる内容で面白かった。
第10話「根拠なき自信」:3月13日放送の感想・一部ネタバレあり
「経験もないのに、自信も無かったら何も出来ない」と言う義経。この変な自信過剰ぶりが後に禍を生むとは気づかずに。千葉上総介はいつも正しいと思えば、短気をおこして合戦を開始させてしまいました。亀の前の八重いじめと政子いびりが始まりました。八重はともかく政所の気に触ることをしてどうなるか私は知ってるので小気味いいです。イビっていられるのも今のうちです。これも全て頼朝が悪い。褥に亀の前を呼んで政子を裏切り八重を悲しませる。褥にいるのが政子なら八重も傷付かなかった筈なのに、頼朝の女癖が悪いのが1番の罪ですね。源氏と平家の争いと女たちと頼朝の恋愛。風変わりな弟の義経の存在。相変わらず誰が主演なのか分かりません。
今回はたっぷり人間劇が見られました。戦いのシーンも見ごたえがありますが、細々としたところでそれぞれの個性が見られて楽しいです。りくも兄を教育係にして政子たちに作法を教えていて楽しそうでした。八重は亀に素性を知られわざと頼朝と亀が居る寝所にお酒を運ばされてましたが、政子とは会わない約束だったので断った方がいいのにと思いました。女の意地の張り合いは戦国の時代でも同じなんだなぁ。それにしても義経は一度も戦いに出たことがないのには驚きました。ただ戦略家ではありそうなのでこれから活躍しそう。プライドが高いところは頼朝と似てるかも。
最も印象深かった場面は、源義経が軍師としてのずば抜けた能両区の片鱗を現した常陸国の佐竹と頼朝軍との戦が膠着状態になったところだった。誰も考えつかないような戦略を披露すると皆一堂に唸り、見ていても若いながらやるなぁとの気持ちになった。政子の膝枕を要求するエキセントリックな姿、若輩者なのにオレ様キャラのような口のきき方は若干カチンと来るものの、それをも凌ぐ才能の大きさに、彼は非常に魅力的に映る。それから仮御所にいる亀のいやらしさも印象に残る。八重の素性を聞き出して、頼朝と床を共にしているところに酒を八重に持ってこさせるといういやらしさに若干引いた。
今回の見どころは数々あれど、わたし的には、亀のしたたかさというか意地悪というか‥。当初、八重をどうして佐殿に会わせようとするのか、もしかして、亀は、佐殿のことを深いところで本当に愛していて、佐殿どう八重の仲立ちをしようとしていたのかと思ってしまいました。しかし、八重が持ってきた御膳を受け取るときあの亀の顔ったら。今の言葉で言うと『マウントを取る』というのでしょうか?「してやったり」の顔。江口のりこさんの演技がとても光ります。やはり江口さんはこういう役どころでなくちゃ!と叫びたいくらいう「あっぱれ」でした。これからの女同士の闘いも楽しみです!
今回は、平家との戦ではなく、坂東の平定が中心でしたね。佐竹氏は常陸の国を長く治めていたのは知ってましたが、源氏の流れに縁を持つとは知りませんでした。それにしても、義経は今回残念でしたね。せっかくいい戦略を思いついたのに上総介さんに手柄持っていかれてしまって……。彼が早く活躍出来る時が来るといいと思います。あとは、鎌倉の仮御所で色々ありましたね。亀さん、めちゃくちゃ意地悪。八重さんに対しても、政子に対しても。あれじゃ後で家をぶち壊されても同情出来ません。実衣さんは、頼朝の弟の一人とちょっといい感じの雰囲気でした。あの二人には、これから何か進展があるのでしょうか。色々と注目すべき人物が集結し始めて、人間関係も複雑になってきて、これからどうなるのかハラハラしてしまいます。
第11話「許されざる嘘」:3月20日放送の感想・一部ネタバレあり
冒頭から義時が八重さんに結婚を申し込んで断られてしまいかわいそうでした。ボロ泣きしてる義時が愛おしくて仕方ありません。。いよいよ鎌倉御所ができて本格始動、という感じがしました。義経が兄弟の文を勝手に破り捨ててしまうところはゾッとしました。それを頼朝に咎められるところは少年のような印象でした。政子が男の子を産むように言われているところはその時の時代ならではというところだと思いました。父と兄のことで八重に声をかける義時が本当に優しくていい男だなと思いました。それなのにあっという間に殺されてしまうとは…。善児さんがまた暗躍しそうで怖すぎです。
頼朝が平家討伐に京に向かわないことを不満に思うを通り超えて不貞腐れる義経の様子は子供のように思える。しかし、彼の中身の腹黒さを発揮した今回の放送だと思った。兄弟の義円をそそのかして、平家討伐にはやる源行家と共に京へ向け出立させるところ、そしてそのことを頼朝に黙っているだけではなく、義円の頼朝に対する文を破り捨て、証拠隠滅を図る様子は、まさに手段を選ばぬ悪行を感じることを禁じ得なかった。また、印象に強く残るのが、伊東の親子の様子だ。恩赦で祐親と祐清が放免され、一瞬ではあるが八重とも雪解けの入口に立った様子は安堵感があった。また、今まで厳めしい顔しかしなかった祐親が柔和な表情になるところも何だかホッとするようだった。しかし、その伊東祐親・祐清親子に舞っていた運命にはガツンと頭を殴られたような悲しい結末に胸を痛めた。
話のオープニングですっぱり義時が八重にフラれてなかなか驚きの始まりでした。面と向かって断られたらたしかにショック大きそう。それでも自分のもらった元の所領に移らせてあげようとしているので義時は優しいです。誰かもっと良さを理解してくれる女性が現れてほしいです。それにしても兄の三郎を殺めた善児を捕まえたのに殺さずに伊東親子を殺害させるとは、なんだか腹立たしい気持ちでした。しかも梶原が部下にしてたしまだ何かやらかしそうで怖いです。清盛が亡くなったので大きく今後が動きそう。後白河法皇は権力戻ってきたので嬉しそうだったなぁ。
義経が無邪気な狂気と才能を持った若者だと思っていたのですが、今回はブラックさ全開でしたね。「人を操るダークな義経の誕生か!」と心躍らせていたら、頼朝がすっかりお見通しでずっこけました。頼朝は義経を「息子のように思っている」と義経に告げていましたが、彼がどこまで本気だったのかと気になるところです。後半、頼朝は伊東親子を死に追いやるという冷酷さを見せただけに、兄弟でも心を許しているのか怪しい感じがあります。梶原景時は伊東親子暗殺といういかにも彼らしい役目を果たしましたね。暗殺実行者の善次は最後の最後に景時に殺されると思っていただけに、生きのこったことが意外でした。阿野全成の予言じゃ、生まれてくる頼朝と政子の子にとって凶な人物じゃないですか。先が気になります。
ついに鎌倉に御所が完成し、坂東に武家政権の基盤が出来ましたね。でも、色んな人たちが集まって、なんだか人間模様が複雑になってきましたね。それぞれの思惑が絡み合い、なんだか不穏な感じ。見ているこちら側はハラハラしてしまいます。伊東佑親父子も結局自害を装って暗殺されてしまうし……しかも、下手人はかつての伊東の下男。彼がまだ生きているのが怖いです。しかも、梶原景時に今度は仕えることになったし。もしかしたら、あの男が、鎌倉幕府成立以降の頼朝の息子たちの死に関わって来るのではないか、そして、あの男の最後の主となるのが義時になるのではないか、そんな不気味な先読みまでしてしまいます。それはさておき、来週はついに亀の前事件ですね。どんなふうに描かれるのか楽しみにしています。
第12話「亀の前事件」:3月27日放送の感想・一部ネタバレあり
頼朝の世継ぎをめぐって女性同士の戦いが繰り広げられるのが怖くて仕方ありませんでした。宮沢りえさんと小池栄子さんという圧の強い女優さんだからこそよりその怖さが伝わってきます。義時はふられたのに八重さんの面倒を見てあげているのに八重さんは鎌倉殿のそばにいたい、と言い出しており、もう義時が不憫で見ていられなくなりました。一方で頼朝の愛人問題はついに政子の知るところになりましたが、亀のことを「あの顔の薄い女ね」と怒るところはちょっと笑ってしまいました。怒って亀の家を破壊する義経たちにも恐怖を感じました。もとはと言えば浮気をした頼朝も悪いので、やりすぎたとはいえ義経とりくの兄を罰するところもちょっと独断すぎるなと思いました。時政も伊豆に帰る、といって出て行ってしまったのはコメディみたいでした。
今回は痛快でした。「あの顔の薄い女」こと亀が調子に乗りすぎて、八重を傷つけ政子のプライドも潰した亀。まさかそれに義母のりくと義経まで絡んでいるとは思いませんでした。これは史実にあることでしょうか。義経はかなりの素行不良で大河ドラマでの『義経』とは全く違います。源氏の頭領なら側女を持っても構わないと開き直る頼朝に言うりくの言葉は更に痛快でした。これで更に頼朝、義経の兄弟がイヤになりそうです。これはドラマの罪です。北条時政が怒鳴ったのも痛快でした。時政が父親として政子を思うのは当然。これが本当なら武将としては失格でも父親として尊敬します。亀は男なら誰でも良いんですね。義時には早く八重を吹っ切って欲しいです。
今回は、りく、政子、八重、亀と女の戦いが見どころだった。自分と夫の時政には思ったほどの事をしてもらっていないと感じているりくの策略は政子を困らせてやろう位の小さなものだったが、人の下世話な話は足が速く、大惨事を引き起こすまでなってしまうのは目を惹かれた。頼朝の態度に不満で鬱憤がたまっていた義経が亀の館の倒壊、そして引火させ全焼に導く生き生きとした表情が彼の狂気を漂わせていた。また、この件で大激怒した頼朝にも然り。弟であるが故、義経を謹慎とするが、義経を止められなかった、りくの兄・牧宗親に大鉈を振るう決断、家臣の者たちが止めようとするのも聞かずに怒りの通達には、義経と同様、頼朝にも狂気の沙汰を感じた。
今週は、昔の昼ドラのように男と女のドロドロ劇でした。『鎌倉殿…』では、意外な内容まで史実に沿っているらしいので、今回の出来事も実際にあったことなのではないでしょうか。だとしたら、1000年程の時が流れても、愛憎劇って現代とあまり変わっていないのかな?と、思わず苦笑いしてしまいましたよ。確かに誰が悪いと言ったら、原因を作ったのは頼朝自身です。悪いことをしたという自覚があるからこそ、逆ギレ気味にあんなに激高したのでしょう。やはりこの辺も、現代人とはさほど違いがないように感じました。だからこそ今回の大河は、身近な気がしています。
比企たちも加わり御所が都っぽくなってきた感じがします。比企尼にとっては可愛い頼朝なのでしょうね。それにしても亀の存在が政子に知れ大事になったので人の悪意が加わると本人が思った以上になるなぁと感じました。義母のりくも面白がってはいたけど、政子が浮気をされて不憫という気持ちはあったようで女心はほんと複雑だなぁと思いました。亀は上総にかくまわれているみたいだけどこれからどうなるのだろう。平六は亀を手に入れたら頼朝の上を行ったことになると謎の理論を持ち出していたので笑えました。上総が字の練習をしている様子が可愛かったです。
第13話「幼なじみの絆」:4月3日放送の感想・一部ネタバレあり
鎌倉にいる源頼朝にとり 京都の平家の勢力と共に 同じ源氏の木曽義仲 さらには奥州にいる藤原秀衡の 動きがかなり気になっているのが 強く伝わりました。 今回は同じ源氏でもある武田信義が頼朝に、木曽義仲の動きについて 警戒すべきだと伝えた事から当時は、たとえ同じ源氏であっても 状況次第ではお互いが対立相手に なりえる厳しい時代であったのだなと よくわかりました。 当時のやり方が、身内から人質にとる 事で相手からの攻撃を防ぐ手法が行われていた事を考えると木曽義高が今回、 源頼朝と木曽義仲の間の紛争を 避けるため鎌倉に出向く決断をした事はやむ負えない事と思えました。
青木さん演じる木曽義仲と秋元才加さん演じる巴御前がかっこよくてとても目をひきました。これからの活躍がとても楽しみになりました。義時が八重さんの家に通いつめているのに八重には怖い、と言われてしまいちょっと不憫です。こんなに一途なのに振り向いてもらえないなんて…。坊さんふたりがお経?を唱えているところはかなりカオスでした。とてもインパクトがありました。義経が女性にもてあそばれているようなところがかわいくて仕方ありませんでした。頼朝が亀のところに会いに行ったら政子がいた!というシーンは笑ってしまいました。亀が政子につっかかるところは敵対心というより愛を感じていいなと思ってしまいました。
義仲に会いに行くことになった義時たちですが、義経が比企の娘と一夜を過ごして寝過ごしていたので笑えました。まぁ、頼朝の謹慎が解けてないのに行こうとしていたので良かった気がします。また勝手に戦いを仕掛けてたら大変ですもんね。巴御前の登場もありましたが、強そうな女子でした。伊豆に立ち寄った頼朝の前に政子が現れたのは驚きでした。ただ亀が思った以上に文学的で女としての風格を見せつけていたのは驚きました。途中から政子が指南する感じになっていて館に戻って来たりするのかなぁとも思っちゃいました。あと八重のプチストーカーと化していた義時はラストでやっと真心が通じたのか八重に受け入れてもらえたので良かったです。
源頼朝は、亀という妾にうつつを抜かし、舅に愛想をつかされるようでは、鎌倉殿としての面目丸つぶれです。御家人たちの心が離れていくのも、無理はありません。この先、上洛を果たすことができるのか心配になってきました。それに比べて頼朝の従兄弟の木曽義仲は、精悍で凛々しく感じました。これでは、源氏の棟梁の座を奪われかねません。巴御前役の秋元才加さんも、迫力があってかっこよかったです。義時は八重への思いが一途で、食料を持ってせっせと通うところが、いじらしかったです。でもやっとその気持ちは、八重に届いたようでした。
ラストシーンは超感動的だった。頼朝を招き入れてもどちらでもよい、八重さんが嬉しそうでいてくれれば自分は満足だと伝える義時、そんな義時の健気さに心を開いたように「お役目ごくろうさまでした、お帰りなさいませ」と口にする八重、その言葉を聞いた義時が涙を浮かべ「只今帰りました」というところは最高のシーンだと思わずにはいられない。過去の放送回でこれほど感じ入ったシーンはなかった。また、木曽義仲の男気にも心打たれた。「自分を頼って来た者を無下にできない」と自分の息子・義高を人質に送り出す展開はハッとさせられる。それから亀の場面も印象的だった。今や御台所となった政子ではあるが、学がないことなどを指摘して、政子の考えや行動を諭すところはキリっと姿勢を正すような印象を受けた。
第14話「都の義仲」:4月10日放送の感想・一部ネタバレあり
出演者や重要人物が少しずつ増えてきて、物語も進んできて戦場面が多く面白くなってきたなと思いました。ちょっとずつ周りの者たちが裏切ったり、好き放題したり、戦もうまくいかなかったり難題が続き、何かを犠牲にしながら立ち向かっている場面が多く、今週はいつもとシーンが全然違うなと思いました。これから戦が始まってしまうにあたり、上総介広常がキーパーソンになってくるんだと思いました。八重さんと義時のシーンは、義時は本当に八重さんのことが好きなのだなと優しさが溢れ出てるシーンは良かったです。来週が楽しみです。
何といっても男気のある木曽義仲の悲劇が最も印象的だった。彼は義を果たすために忠実に動いているにもかかわらず、周りの人間のエゴでズルズルと敵視される沼に落とされ、最終的には身内の源氏に討伐されようという展開には辛いものを感じた。義仲のような人間がきちんと当時評価され、守られていたらとの思いが湧いてくるようだった。ラストシーンでは鎌倉が真っ二つに割れるような状態で、緊迫感があった。特に三浦父子のところで御家人たちが話し合いをするシーンでは、刀すら抜いての一触即発の状況には目を見張った。「鎌倉が二つに割れる夜が始まる」とのナレーションに、来週の放送は非常に興味深いと思った。緊張高まる放送回だったが、大姫の許嫁として源義高がお目見えになった時の北条政子の手のひらを返したような態度には笑えた。
木曽がついに動き、平家を都落ちさせましたね。だけど、木曽の軍勢も結局は、統率が取れていなくて京での評判はがた落ち。武士というものがあの当時どれだけ都人に恐れられていたのかが分かりやすく描かれていたと思います。もしも義仲がもっとリーダーとして配下の者を束ねられていたら、或いは京での行儀作法をもっと知っていたらと思うと残念でなりません。一方、鎌倉では義仲の息子義高と頼朝の娘大姫が仲良く過ごしていて、それが微笑ましい光景でした。でも、まさか義高が蝉の抜け殻好きとは……。クスッと笑えるシーンでしたね。ただ、それだけに義仲と頼朝の軍勢が戦わなくてはならなくなってしまい、見ていて義高が切なくもなりました。更に、坂東の御家人たちにも不穏な動きがあって、色んな意味で次回どうなるか気になってしまいます。
市川染五郎が演じる源義高がとても凛として美しく、可愛らしい大姫ともお似合いで微笑ましかった。この二人が迎える残酷な未来を今回の大河ドラマでどのように演出されるのかとても気になっている。また、頼朝の命で九郎義経が京の戦の先陣を切ることになったが、頼朝はこの時すでに九郎を遠ざけたい気持ちがあったのだろうか。待ちに待った出陣に自信満々で出かけていく弟を見送る頼朝の目が複雑で、印象的だった。鎌倉での静かな変動の時期に、小四郎の妻となった八重のおなかが大きく膨らんでいてびっくりしたが、八重の表情が柔らかくなっていて幸せそうでほっとした。
なんか頼朝って器が小さい?と思っちゃいます。たしかに義仲は田舎っぽさ丸出しで政治には向いてないけど、それなりに朝廷側も扱ってお世話役つけたらよかったのに。義経が義仲を討伐しに向かったのを聞いて息子が義経が不憫と言ってのけるほどの強さがあるのに敵に回したらもったいないです。義経は頼朝への忠誠心を見せているけど、頼朝は自分が支配したいだけにしか見えないのでこれから裏切られたと思うようなことにならなければいいなぁと思っちゃいます。義時は八重と正式に結婚するみたいで良かったです。子供まで後半には授かったようだったのでいつの間に?と驚きました。
第15話「足固めの儀式」:4月17日放送の感想・一部ネタバレあり
義時と八重が結婚できてよかったです。少しずつ頼朝のやり方に不満を持ち始めていて、作戦会議しているところが本心が出てきており生々しかったです。憎しみを抱いていることもあり、出演者の皆さんの表情などが勇ましく見えました。しかし上総介と頼朝が絆が深まり、御家人たちも結束が見えてきたかと思った矢先、最終的には上総介が殺られるとはどんでん返し過ぎて、酷すぎると思いました。サイコロをしている時と上総介が殺られる時の義時が悲しくて、観ていてこっちまで辛くなってしまいました。いつどこで人から恨まれ、殺されるか分からない時代があったのだと思うと怖くなります。そして佐藤浩市さんの演技は圧巻でした。
今回は、衝撃的な話でした。以前、大江殿が言っていた「気になる事」というのは、上総広常のことだったのですね。確かに、彼が率いる大軍勢が加わったからこそ、鎌倉殿は力を付けたのだから、最もなことだとは思います。でも、あんなに好人物だったのに。義時も慕っていたのに。広常だって頼朝を認めていたのに。なんだか悔しいです。それにしても、広常を演じた佐藤浩市さんの演技、素晴らしかったです。あの最期の表情がものすごく切なかったです。そして、その死をぐっとこらえて見つめる義時役の小栗旬さんも見事なものでした。義時は、この広常の死をどう乗り越えて成長してくのでしょう。来週以降も見守りたいと思いました。
鎌倉で起こるクーデター、これに纏わる駆け引きや裏工作、幾重にも張り巡らされた計画は見応えがあり、面白かった。コメディアンのような頼朝だったが、今回は彼の恐ろしさが最後に現れ、体をのけぞらせるように圧倒された。頼朝追放計画を着実に実行しようとしている御家人たち、それを裏から手を回すように自分の息がかかった上総広常や三浦義村などを送り込み、御家人を抑えようとする義時、この対立で事は終わると思っていた。しかし、最後には大きな衝撃が待っていた。御家人の動き、義時の動きを予測して頼朝と大江広元が計画していた「上総広常殺害計画」が明らかになった場面は非常に見応えがあった。また、今までの人のよさそうで、漫画のような頼朝だったが、今回の件では恐ろしい男だと思い知らされた。
源氏同志の戦いに納得のいかない御家人たちが、源頼朝を失脚させようと企んで、謀反を計画しました。しかし、あろうことか、見せしめのために、上総広常一人を殺すというあまりに残虐な仕打ちはショッキングでした。上総広常という人物は、人間が大きくて立派な人に思えましたから、残念でなりません。謀反人というレッテルをつけられて、人の命が、これほど簡単に奪われたということは衝撃でした。平家を討伐するという目的を果たすために、上総広常が犠牲を強いられたように思いました。義時が言うように、鎌倉殿は恐ろしい人です。そこまでしないと、天下は取れないということなのでしょう。
義仲が後白河法皇を人質にしたけど、働いたのにひどい扱いをしたので仕方がないと思っちゃいました。それにしても頼朝は策略ばかりで少しは人間味を見せてほしいです。万寿の儀式で義仲の息子は万寿をかばってくれたのに。てっきり謀反人の見せしめは彼だと思ったけど、まさか上総になるなんて。義時が上総に頼んだのも仕向けられていた感じでなんだか誰を信じていいのか混乱してきそうです。平六は冷静だけど、梶原はひとつ間違えば自分が殺されているかもしれないので何か思っていることがありそう。上総が残した書き物に頼朝のためにことが書かれていてほんと切なすぎます。政子が今後御家人たちのことを聞き入れてくれる感じはあったので良かったとは思います。
第16話「伝説の幕開け」:放送の感想・一部ネタバレあり
冒頭で前回上総広常が殺されてから義時の失望感が見えました。八重さんの義時を送り出すところは妻として懐が広い人で義時を戦へ送り出す姿勢は頼もしいなと感じました。義経と義仲のお互いの作戦を立てながら相手の様子を伺うところは本格的に見えました。義経の戦に対しての強い思いと少し強行突破的なところは見ていて圧倒されました。また巴御前も義仲に対する生半可の気持ちではないのだと思いを強く感じました。義経に対して景時たちや兵たちと意見が合わなかったり不満を抱えたままで、それが今後の戦に対してどう命運が分かれるか気になります。
ついに義仲打倒、そして平家打倒の戦が始まりましたね。戦となってからの義経は、活き活きしていて、観ているこちら側も興奮させられました。やはり源義経は、戦の天才ですね。多少、慣例破りなところはありますが、それも兵の消耗などを考えれば合理性があります。梶原景時は、その点について負い目を感じている様子。ですが、普通の人に考えつかない戦略を思いつくのが天才ですから、仕方がないですね。義経の戦略は時に後白河法皇まで巻き込み、しかし法皇さまも楽しそうで、快く義経の言う通りに動きます。結果、福原の平家軍は大打撃。この先、どのように戦が描かれるのか楽しみにしています。
木曽義仲は番組ほぼ冒頭で退場となりました。そして一ノ谷の戦いになるのですが、後白河法皇に和議の手紙を出した上で攻めるだとか崖の上で馬から降りて馬だけ先に行かせて後から人間が降りるなど源義経の非常識とも言える手が炸裂します。作戦以外にも坂東武者以上の今日の粗さもあってか八幡大菩薩の化身と言われ敬われつつも恐れられ、策謀を巡らせる辺りが後白河法皇に気に入られるなどタイトル通り伝説のような活躍っぷりです。ただ自身が思うがままに活躍出来ていることからかこれまで以上の傲慢さが見えます。ここまで登ると後は落ちるだけとも見えるのが恐ろしいです。
今回の放送は、何と言っても源義経の天才軍師としての姿が非常に印象的だった。御家人たちの中では名将との名の高い梶原景時すら寄せ付けないような奇策を打ち出す義経はもちろん凄いと思うが、凡人なら彼の歯に衣着せぬ言い方に忌々しく思ってしまうだろう梶原景時が義経の才能を素直に認める姿が心に残った。また、戦ができることで目を爛々と輝かせる義経を演じる菅田将暉さんの気がふれたとも感じられるような演技には目を惹かれた。そして衝撃的だったのは、自害を覚悟した直後に額を弓矢で射抜かれて亡くなる木曾義仲の姿だった。今回は北条義時の活躍の場がなかったなぁと思えたが、こんな放送回もあるだろう。
前回の御家人騒動を引きずりつつ…の、始まりでした。上総介の最後は衝撃でしたから…思い出しても泣ける。そして今回こそ木曽義仲と九郎義経の対決が見られるのか?と思ったら、あっさり終わってしまいました。あれ?もう終わり?みたいな。義仲の見せ場は?巴御前はこのまま生死不明?と戸惑っているうちの平家討伐、福原です。ってか法皇さま、相変わらずタヌキです。そしてもう鵯越?って、あんなんでいいの?みたいな。まあ展開上、そこはあまり重要じゃないのかもしれませんが。飛ばしてくれたなぁ…三谷さん。その割に今回、義時の存在感が薄かったような。最後のほう、梶原景時のあれはまだ義経への羨望ですかね?今後どう変わるかが不安です。
第17話「助命と宿命」:放送の感想・一部ネタバレあり
冒頭の義経の後白河法皇とのシーンではまたしても義経の台詞から不穏なものを感じました。その後の検非違使任命など見れば見るほどですが、もう後は落ちるだけなような気もします。そして義高ですが、彼自身の言動から一角の人物であることが感じられ、それだけに頼朝が恐れるのも仕方がないように思えます。頼朝に逆らっては鎌倉では生きていけないと言われていましたが、その頼朝を今回結果としてすべて自分の言動のままに動かしたのは政子であり、今回の事で彼女自身がそのことをより強く自覚することとなったと思います。このことがどのように影響していくか気になります。
今日こそ平家滅亡?義経大活躍?と思ったら、義経の出番は最初だけで(しかも白拍子に夢中?)前回の後始末的な話でした。頼朝と御家人の間には何とも言えない、ギスギスした?雰囲気が…。そして揉める木曽義仲の息子の処遇。巴御前が無事だったのは良かったけど、大変ですなぁ小四郎。義高には嫌われてるし、どうするの小四郎…みたいな。非情になりきれず悩んでる間にも御家人たちの様々な思惑が…大変です。で、結局、義高は…残念です。大姫可哀想。そしてドサクサに紛れて殺された武田の…忠頼さん?凄く可哀相です。とにかく今回は悲しい展開で終わりました。
義高が10代の若さで、はかなくも命を落とすことになるという、運命の非情さを感じました。義高の鎌倉脱走が、成功さえしていればと無念でなりません。大姫の身を挺した願いも叶わず、許嫁を殺されて、さぞかしショックだったことでしょう。坂東武者たち御家人は、鎌倉殿に楯突いたら、生きていけないということを承知で、不満を抱いても、従わざるをえない関係だったのだと思います。頼朝は、自分が源氏の頭領だということを、強く示す必要があったとはいえ、義仲、義高、上総広常と、次々に源氏の仲間内を軽々しく殺してしまうことに納得がいきません。
義経が検非違使になったみたいだけど、後白河法皇からの官位を頼朝に言わずにもらっては後から揉めそう。後白河法皇は頼朝のことは忘れろと言っていましたが、ほんと調子のいいお方です。比企の娘との婚儀は忘れているのかな、官位の前祝に来ていて踊り子たちに見入っていたし、そこにたぶん静御前もいたのでしょうね。義経のターンが冒頭だけだったので次回が楽しみです。大姫が自害覚悟で義高の命乞いをしていたのは健気でした。頼朝は政子が吹き込んだと思ったようでしたが、ほんとそんなことをさせたのは頼朝だと思います。そもそも義仲が自分の誠意を見せて嫡男を人質にしたのさえも分かってないし、源氏の棟梁だと言うならもっと人柄の良さを磨いて欲しいです。
三谷さん脚本だから?というわけではありませんが、人の冷たさや汚さをどこまでも見せられた回でした。義仲の息子、義高は最初から死ぬのを覚悟していて政子たちが救おうとするのを拒んだのに考えを変えてくれたのに結果的には殺害されることになり残念です。しかも義時が時間稼ぎに探索させた方へ逃げたのも切なかったです。義時を信用できなかったのは仕方がないかもしれないけど、色んなことが組み合わさってのことなのでほんと命運としか言いようがないのでしょうね。せめて父の義仲の文を読んで父の大きさを感じた瞬間があったことが救いです。大姫と頼朝の関係がこれからどうなるのかが気になります。
第18話「壇ノ浦で舞った男」:放送の感想・一部ネタバレあり
大姫が義高を殺されてからかなりショックを受けていて、八重が励ましてるところは愛おしく思いました。義経は自分の意見を通し自分中心で考えているため景時たちも呆れている部分がみえ、戦の前に衝突するけど一致団結して戦に行くのはすごかったです。そしていざ戦いになると義時軍たちと義経軍で挟み撃ちの攻撃をするが、ここでも義経の自由奔放さが裏目に出てしまいました。そのため女性がそして子供まで海に飛びこんでしまったところはとても悲しかったです。戦のあとの義時と義経のシーンは虚しくなりました。特に義経は戦にしか役に立たないという場面です。義経が宗盛に兄弟の話を聞いた場面もなにか感じたんだろうなと思います。義経と頼朝は似たような性格だからこそ対立してしまうんだと思います。最後宗盛とその息子を会わせたところはよかったです。そして義経は法皇の方につく決心をした場面は少し悲しくなりました。
梶原がなんだか腹ただしいです。義経が梶原に心を許しているのに頼朝にちゃっかり告げ口していて、いつも裏切る感じが嫌すぎ。いつか同じ目に遭えばいいのに。自分の身がやっぱり一番可愛いのかな。義経だって義理人情もあるのに。ラストでは義時が義経の魅力を感じていたけど、義時が動くとまたややこしくなりそうとも思うけどなんだかジレンマな終わり方でした。比企の娘が来ていて静と義経を見ていたのでちょっと可哀そうでした。きっと両方好きなんだとは思うので気にしないであげて?と思っちゃいました。平家が滅亡したのを泣いて喜んでいたけどなんだか色々画策ばかりした頼朝を見ているので嘘くささを感じました。そこで泣くぐらいならもっと他のことで情見せたらいいのに。
ようやく今回こそ壇ノ浦、源平合戦最後の地です。義経、跳ばしていきます。ルール無視の独壇場です。そして平家…潔すぎです。最期だからとそんなアッサリ命を投げ出すなよ、と言いたくなります。そんな感じで終幕…悲しいです。これで終わっていいの?と思ったら、やはり疑問を投げかける小四郎。答えて強がってみせる義経。戦いでしか役に立たないんなんて…自分の事、よく分かってるじゃん、みたいな(笑)どちらにせよ悲しいですね。一方、鎌倉では何やら不穏な雰囲気。景時も尻尾が出てきたか?という感じです。京では分かっているのかいないのか?相変わらずタヌキな法皇さま。このままいくと次回は義経の最後でしょうか?気になります。
とうとう始まった源平合戦の最後の戦が行われました。今回も嵐の中で船を出すことで進行速度を稼いだり非戦闘員である船の漕ぎ手を射殺すことで相手の船を立ち往生させたりと凄まじいものでした。そんな誰よりも優れた男だからこそ、三種の神器の宝剣や幼い帝を海に沈めるという愚かな行為を読むことが出来なかったのかもしれません。それらの犠牲を多少のものと言いつつこの先何と戦えば良いのかとい義経は何とも言えない顔をしていました。それに対する頼朝は涙を流しておりそこに偽りは無かったのに結局疑いを晴らすことは出来ませんでした。しかし手紙を代筆した宗盛は二人の仲違いを狙っていたのでしょうか。
第19話「果たせぬ凱旋」:5月15日放送の感想・一部ネタバレあり
義経は、平家討伐という偉業を成し遂げた功労者であるはずなのに、歴史の中では、報われない人物だったのだと思います。義経は、後白河法皇に翻弄されて、京を離れることができませんでした。兄弟の間に亀裂が入り、頼朝の怒りを買うことになったのは、皮肉なものです。後白河法皇という人物は、飄々としていて、何を企んでいるのか全く分かりません。伊予守と検非違使は兼任できないという決まりごとを変えてまで、義経と頼朝が対立することを狙ったのでしょうか。義経にしてみれば、頼朝に理解してもらえず、不幸としか言いようがありません。
頼朝が義経を信じてないのがありありと感じました。許そうとしても相手が謝らないみたいに言っているけど、なんだか嘘くささがあって腹ただしいです。義時がもっと仲を取り持てばいいのに。なんだか後手後手な感じで切ないです。梶原もあんなに義経を褒めてたのに酷評ばかりするにほんと自分の身がみんな可愛いだけにしか見えません。妻の里が義経を襲せたのに頼朝からの刺客みたいに行家が言っていて、挙句、行家も裏切るし意味が分からない感じの回でした。義時たちに会いに来たのに頼朝にはもう繋いでもらえそうになく気の毒でした。八重が言っていたみたいに頼朝が意地を張らなければ仲直り出来たのにと思いました。
今日は義経討伐か?と思ったら、その前段階でした。法皇さま…相変わらずタヌキです。手段を選ばないのか?やたら頼朝と義経の仲を裂こうと色々画策してくれます。でも結局、頼朝怖いのか…みたいな。腹ただしいです。義経は…まあ、悲しいですね。信じてもらえてないものね、兄弟なのに。そして強いがゆえの弱味というか、誰も着いてきてくれれません。昔からの仲間以外は。こっそり鎌倉に戻っても頼朝に会える訳でもなく。まあ、悲しいですね。兄弟なのにね。小四郎のお父さんの言う通りですね。そして小四郎は義経に、真っ直ぐ過ぎる、かぁ…そうかもね。てか、もっと力になってあげられないのか?次回はいよいよ…かな?
武家の頭領源頼朝より後白河法皇の方が一枚も二杯も上手でした。頼朝義経兄弟がタッグを組み大きな力になることを阻む様に義経には頼朝追討を、頼朝には義経追討を命じても何の矛盾もない。義経の正妻が静御前に嫉妬して2人がいるところを襲われたことを「頼朝の刺客」と言って頼朝を倒すことを唆した叔父の源行家。名前だけは知っていましたが、こんな器の小さい人物だとは思いませんでした。行家を味方につけた者は必ず負けると言うのも納得できました。友達と仲直りしたい子供同士の喧嘩に例えて頼朝に「人を信じること」を説いた八重。頼朝は八重にだけは頭が上がらないですね。義経の出番がそろそろ終わりますね。
やっと鎌倉殿と義経は和解になりかけてた矢先、法皇様からの命令で京へ帰れなくなってしまったことを知った鎌倉殿は怒りとなり八重さんにも相談したときに、子供の方が信じる気持ちが強いからいずれかは仲直りするという助言は八重さんらしいなと感じました。義経は妻と愛人をほっておいて話し合いさせたところは驚きましたが、気持ち的には静御前の方を愛してるのは分かりました。頼朝たちの父上が亡くなってその供養のために鎌倉に戻りたいと嘆願したものの法皇たちの見事な演技に義経は騙されてしまったところ、そして義経は鎌倉殿を討つという選択になってしまったのは、兄弟なのに分かち合うことができないのは悲しくなってしまいました。また最後に義経は戦いがなかったらどう生きていけばいいのかという義経の中で何かを失ったような気がしました。
第20話「帰ってきた義経」:放送の感想・一部ネタバレあり
第22話「篤太夫、パリへ」:7月11日放送の感想・一部ネタバレあり
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本ページの情報は2021年12月時点のものです。
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